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2015年11月アーカイブ

【基礎科】 美術館見学 原美術館

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さて、今回は............

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というわけで、行って参りました。基礎科高1、2年生で行く美術館見学!

とは言っても、今年は晴れ続きの日和の中の稀なる雨日。

今年は少しアンニュイでムードある見学になりました。

 

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こちらのブログを見ているみなさんは、美術館に作品を鑑賞に行くことはありますか?

 

本来的には、美術館見学はみんなで連れ添ってかたまって行くものではありません。各自でその日の気分で展示の見方も関心の向く方向も変わりますし、また、展示会場にわんさか来場者が居ては落ち着いて作品を見ることができなかったり(ものによっては鑑賞者が居ることで成り立つ作品もありますが...)。

そんなわけで、基礎科生のみんなと訪れたのは、上野でも六本木でもなく、穴場中の穴場、原美術館。

 

私立美術館なので、規模的には国立美術館よりも小さい建物ですが、もともと個人邸宅を改装してつくられた美術館なので単なるホワイトキューブではない、趣きある展示空間です。

 

原美術館HP

http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html

 

 

雨も小ぶりで、フラッと行くにはちょうど良いところです。

展示は『そこにある、時間 ドイツ銀行コレクションの現代写真』

と写真美術作品の展覧会なのですが、

 

(な〜んだ写真か、写真なんて今どき誰だって撮るじゃないか、作品になるのか?)

 

と言って侮ることなかれ、

 

 

なんと、美術館に着いてみると、学芸員さんの案内で、展示の紹介解説をしていただきました。(館内は写真撮影禁止のため画像はありませんが...)。

  

今では行為として当たり前となってしまった「写真」ですが、よくよく考えてみると構造的にとても面白いものですね。

シャッターの開く間のみの時間を切り取るということ、連続的なものに断絶をつくること、

そしてそれ自体が、デジタルにせよアナログにせよ、

光学的にセンサーに像を移すのか、

光に反応する物質を化学的に像を直接見える物質に移すのか、

カメラというシステムと被写体を用いて時間を移すのか、カメラを使わずに写真と撮ってしまうなんてキワモノもあります。

  

 

様々な手法を紹介していただき、とても視野の広がるお話でした。

 

みんな、こんな機会なかなかないんだぞ?しっかり聞いてたか?

引率した講師陣もすっかり聞き入ってしまいましたね、

 

リヒターやポルケなど写真作品以外で有名な作家の写真作品も見ることができ、新鮮な展覧会でした。

 

もちろん展示作品の内容を深く読む姿勢も大切ですが、美術館まで、美術館からの道のりの体験全体を通じてじっくり味わいたいものですね。目的だけで見てしまうと見逃すものも往々にしてあるでしょう。

 

この後、少し生徒たちと話し合いながら、お昼ご飯を食べ、原美術館を観て満腹になった人と別れ、解散。

 

希望者と今度は庭園美術館に行きました。雨の中歩いても良い距離ではありますが、みんな初めての所で少々疲れている様子。電車で移動し、JR目黒駅から徒歩10分くらい。

 

 

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茶室のある庭園だけでなく、アールデコ洋式の建築を見に行くだけでも、価値がありますね。

やっていた企画展は、

 

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オットー・クンツリという現代ジュエリー作家の展示です。

デザイン・工芸科の豊田先生の解説付きで、建物と展示を見て回り、帰路につきました。

どちらの美術館も、人は集まっているものの、閑静で、落ち着いて鑑賞できるので、美術館へ訪れる体験全体として、とても良いものになりました。お店に行きつけができるように美術館にも行きつけができると、興味のなかった分野も、また違う角度から見ることができるので、お勧めしたいですね。

 

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「大型静物デッサン」

こんにちは、日本画専攻です!


毎年、この時期に大型静物モチーフを3日間でデッサンする課題をやっています。これはいつもより大きなスケールのモチーフを描くことで立体と空間の意識をより強くし、3日間という長い時間をかけることで作品の完成度を上げることがねらいになっています。
 

まずは卓を縦に並べてモチーフを組んでみました。こんな感じです。
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次は正方形に卓を組んでみました。こちらの方が空間がゆったりして見えます。
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今回、描くモチーフは自由です。それぞれの学生が自分の描きたい場所を選んで描きます。例えば石膏像メインでガッチリと物を描きたい人はこんな場所。
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一方、物よりも空間を描きたい人はこんな場所を選びました。
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どの場所を選び、どのような構図で描くのかは自由ですが、良い作品にするにはそれなりに感性と経験が必要です。

欲張っていろんな物を構図に入れるとゴチャゴチャして絵が散漫になりますし、かといって少な過ぎると今度は絵が寂しくみえます。いずれにしても「自分は何が描きたいのか」を描く前にはっきりさせることが大切です。
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そして完成!学生それぞれに魅力ある作品が出来ました。

いつも時間がなくて出来ない領域まで今回は到達出来たようです。試験時間通りに制作することも大切ですが、今回のように制作時間を長くし、じっくりと腰を据えて自分自身の課題と向き合って制作することも必要だと思います。
 
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《日本画 本科》こだわり着彩


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河合塾美術研究所の日本画専攻では、今回《こだわり着彩》という課題を取り組みました。

美大、芸大での日本画専攻の受験課題は、基本的に『デッサン』と『着彩』の二つが受験科目である大学が多く、河合塾美術研究所でもその二つの課題を主に一年間制作、指導を行っています。

その着彩課題のなかで描くモチーフ(※描く被写体のこと)は普段では年間通して講師が考え、出題するのですが、こだわり着彩では公開コンクールで上位を取ることができた生徒を中心に、モチーフ内容を自ら考え、選び、こだわりをもって制作をする、という課題となっています。

モチーフは河合塾にあるものだけでなく、わざわざ家から持ってきたもの、買ってきてものを用意した生徒もいて、モチーフのセッティングではいつもよりとても楽しそうにしていました。

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和菓子や帯など和をイメージしたモチーフや、ケーキやティーカップなどお茶会をイメージしたものなどテーマがはっきり見えてくるもの、描いたことはなかったけど、こんな花が描きたかった!など選んだ生徒の個性が見える課題になりましたね。 

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こだわり着彩は一年に一度だけの課題なので、製作中はかなり気合がはいっています。 

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これは講評前に並んだ生徒作品です。 

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密度の詰まった豊かな絵が並びました!素晴らしい!

静物着彩ではモチーフを表現することだけでなく、一枚の絵として仕上げること、描き切ることはとても重要になります。

自分たちでこだわって選んだモチーフを、責任を持ち仕上げるということが
それぞれ自覚をもってできたのではないかと思います。

また、しっかり描きった作品をみると生徒のできることやできないことがはっきりと確認できた課題となりました。

 冬に向けて頑張ろう!

冬期講習の申し込みも随時受け付けています!

こちらから→http://art.kawai-juku.ac.jp/kanto/short/

 文化祭や学校説明会などが各高等学校で行われている10月、河合塾では今年度も都立総合芸術高等学校推薦実技模試を行いました。

 出題形式は過去の入試問題と同様に、複数のモチーフを組み合わせる「卓上デッサン」を三時間で取り組むというものです。

 参加人数は過去最大の50名、教室の緊張感はかなり本番に近いものだったのではないでしょうか。


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 採点は高校受験を担当している講師四人で行われ、総合芸術高校の採点基準でも重要視されている完成度や構図、立体感などの6項目をそれぞれ10段階で評価し総合点で順位を決めていきます。

 上位作品になっているものの多くに感じられたのは、観察力の高さとそれを描き切ろうという意欲の表れとしての表現力の高さです。

 模試を通して自分自身の課題が見えたことはもちろん、周りの受験者の多くの作品を見ることで学ぶことも多かったことと思います。


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当日は同時に受験に関する個別面談、学科説明会も行われました。

今回の模試の結果は後日観点別に評定付けされた講師からのコメント付きの採点表として送付されます。

受験までの残り時間をより有意義なものにするために、活用していただければと思います。

 

現在、基礎中学専攻では、冬期講習の参加を受付中です。入試直前対策として、講座によっては早めに締め切る場合がありますので、お申し込みは早めに!

お申し込み方法はこちらから→http://art.kawai-juku.ac.jp/kanto/short/

 

 

 

 

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