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河合塾美術研究所 新宿校 授業風景

映像専攻の最近のブログ記事

映像専攻 最新入試再現作品のご紹介


3月も下旬を迎え、美大・芸大入試もとりあえずのところ一段落ですね。

 

今年度、河合塾美術研究所映像専攻では

直前講習を受講した全13名のうち、実に12名が

(合格率はじつに92%。そのうち11名が現役合格です)

武蔵野美術大学映像学科に合格しました。

 

このブログを読んでいる方々の中には、

春から映像分野を志して受験に挑もうという人もいるでしょう。

そんな方々に向けて今回は、最新の武蔵野美術大学映像学科

合格者たちの入試再現作品を、少しだけご紹介します。

 

今年度、感覚テストのお題は「ここには来たことがある」。

この言葉から、場所や出来事のイメージを絵と文章で表現しました。

 

 

 

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望遠レンズに収めた橋と空。

ただそれだけで事足ります。

画面をゆるく横断する直線運動が頭の中で再生されますね。

 

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どこかの誰かが粛々と繰り返す、誰もが知っている日常。

淡々とした視点から紡がれました。

三本中一本だけの掲揚が、これまた「へんぴ」ですね。

 

 

 

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触れることで想起された記憶によって、ごく身近な裏庭が

強い色彩対比を持つ空間に生まれ変わりました。

潔い真俯瞰もグッドですね。

 

 

 

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土着的な音が響きます。

聴覚を以て実感した郷愁は、借りものの観念とは一線を画しました。

周辺減光した画面もシブいですね。

 

 

 

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高速落下と穏やかな内省。

重力を巡る対位法が実に心地良い一作です。

超広角な視野が「現在的」ですね。

 

 

この他にも、歴代合格者作品がお腹いっぱい観られる

河合塾美術研究所 映像専攻。

 

春期講習   http://art.kawai-juku.ac.jp/kanto/short/

春のイベント http://art.kawai-juku.ac.jp/kanto/news/event.html

 

などなど、次年度へ向けて動き出しています。

映像専攻 最新入試再現作品のご紹介

先日実施された武蔵野美術大学映像学科の入学試験。
今回は、その現場で制作してきた内容を可能な限り再現した
学生たちの作品を、少しだけご紹介します。

今年度、感覚テストのお題は「この時が永遠に続くと思われた」。
この言葉から、場所や出来事のイメージを絵と文章で表現しました。

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フレームを存分に活かした、運動、方向、交叉する長い髪。
文章の付随としてでなく、あくまで主役としての映像をふまえて
画面を作っています。というより〝撮っている〟という意識ですね。
坂道という設定も実に映画的な肝を押さえており心憎いですし、
大小の繰り返しからなる文章構造もなかなかです。

続いて、もう一作品。

2016_eizo_re2.jpg

水中を沈下するPOV(一人称視点)の浮遊感が心地良いですね。
お題どおり、引き延ばされた時間を描くのに最適なシークエンスの中、
文中に散在する擬音にも、非常に強い音響意識がうかがえ、
眼にも耳にも残る、とある市民プール最後の一日が描かれました。

さて、次は小論文の再現作品。

今年度は「メジャー(巻尺)」が配付されました。
お題は「着席の状態で手の届くものを計測し、そこから導き出した
テーマを論じなさい(600字以内)」というもの。

2016_eizo_re3.jpg※小論文

測るという行為から、机の汚れ、廊下のシミを経た展開で、
自身の時間と痕跡を見出すという内容です。
言い回しの不備も多少ありますが、真摯な観察と経験に根づく考察で
本人の趣向が垣間見える好印象な一作となりました。

この他にも、歴代合格者再現作品が沢山観られる
河合塾美術研究所 映像専攻。
春期講習   
http://art.kawai-juku.ac.jp/kanto/short/
春のイベント http://art.kawai-juku.ac.jp/kanto/news/056.html
など、次年度へ向けて動き出しています。

ピンホールカメラワークショップ展

 

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河合塾美術研究所1階 Gallery Kart では
現在「ピンホールカメラワークショップ展」を開催中。

 

先日行われたワークショップで制作、撮影されたカメラと写真が
ギャラリー中に張り巡らされています。

ところで「ピンホールカメラ」というものをご存知でしょうか?

 

 

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一見どこにでもある箱ですが、実はこれらがカメラなのです。

 

外光を遮断した箱に、針先ほどの穴(ピンホール)を開けます。
穴を通った光が箱の中に差し込むと
反対側の面に外の景色がうっすらと映るのです。
そこに印画紙(薬品が塗られた写真用紙)を置き
露光させ、暗室で現像すると、画像が現れます。

ただし...普段使っている携帯やデジカメのように
いつも簡単キレイに撮影できるとは限りません。
モヤモヤしたり、鈍い階調だったり、謎の模様になったり...
上手く撮れるまで何度も繰り返しながら
その不安定な光の加減を楽しんだり...。

 

 

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展示されている写真には、その試行錯誤の過程も見つけられます。

 

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ワークショップで制作されたカメラ以外にも
カメラの原型ともいえる「カメラオブスキュラ」の再現や
アクリルとレンズによる不思議なキューブも体験できます。

 

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会期は7月12日(日)まで。是非ご来場ください。

 

http://art.kawai-juku.ac.jp/kanto/institution/gll/050.html

映像専攻 小論文を書く。

ある日の教室。みな真剣に小論文を執筆中。

テーマは「豊かな映像とはなにか?」です。

 

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普段当たり前に使っている日本語で、いつも観ている映像や美術を論じる。

 

誰にでも出来るように思えますが、いざ原稿用紙を前にすると...

 

 

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表現の豊かさを、どう定義するのか?

そのどこに惹かれるのか?

それによって、どんな見方や考え方が広がるのか?

 

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どうしたことか、知っているつもりの事を言葉で綴るのが

そう簡単にはできないことに気づきます。

書けたつもりでも、その意図が他者に伝わっているのかが

不安になってきます。

そもそも何かを「考えて」、映像や美術に接していたのかが

曖昧になってきます。

 

そんなとき学生は、講師と話します。

 

 

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自身の内側だけでなく、その外側にある考え方を知る。

映像専攻での制作は、現状の考察力や表現力はもちろん、

次の制作につながることを重視して、学生と講師が対話します。

教室で知った視点や思考は、授業外で映像や美術に触れるときに

より具体的に実感するでしょう。

 

そしてまた教室へ来て、自分の言葉で文章にします。

 

 

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しっかり考え、吸収し、形にして、また試行錯誤します。

大学生になっても、社会人になっても。

 

 

 

2014年度 夏期講習受付URLはこちらから

http://art.kawai-juku.ac.jp/kanto/short/

 

Gallery Kart が森になる

ただいま河合塾美術研究所1Gallery Kartで開催中の

学生×講師合同作品展。

 

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学生と講師が同じ土俵で制作、展示をする恒例企画、

今年は昆虫がテーマの「コン虫コンクール」です。

 

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ジャンルも素材もなんでもアリの作品たち。

 

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こだわりが垣間見えるものから、荒削りでフレッシュなものまで。

きっとお気に入りの一品が見つかるはずです。

 

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会期はなんと、明日98日の日曜日まで。

土曜日は10:0018:00。日曜日は16:00までです。

もちろん入場無料。

夏の終わりに是非、お立ち寄りください。

 

Gallery Kart

160-0023東京都新宿区西新宿7-14-5河合塾美術研究所1F

お問い合わせはフリーダイヤル 0120-327-414

【2学期の授業風景】 映像専攻の秋

10月。

映像専攻の学生たちは「個」と向かい合っています。

 

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各々が自身の志望へ向けて、地味ですが、とても大事な「仕込み」を

丁寧に、時間を掛けて、黙々と進行させていきます。

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日芸を目指して、小論文の論旨を組み立てる人。

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ムサビを志して、感覚テストのコンセプトを練る人。

 

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自分の内側で悩みに悩んだら、次は講師との共同作業で

外側へ広げます。

それは、指導をする×それを受ける、というよりも

共に作品を構築する、いわばスタッフのような

並列の繋がりで展開されます。

 

映像系専攻の入試は、その自由度や切り口の多様さ故

どこに落とし込むか?を迷いがちです。

 

好評価の作品を生み出してきた学生たちは皆

理系の知識やスポーツの身体性、渋い嗜好といった

「映像ではない何か」を活かしてきました。

学生と講師が共同で行うのは、互いの思考を混ぜながら

「何か」を発見する作業です。

 

淡々と、穏やかに進む秋の映像専攻ですが

春へ向けて、着実に「何か」を仕込んでいます。

映像専攻 新宿を歩く

河合塾美術研究所東京校が新宿にアトリエを移して三年目。

群生する高層ビルに行き交う人々と交通網。

縦横に新旧のモチーフがひしめき合ったこの土地は

創作活動をする学生たちにとって刺激的な環境です。

 

 

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映像専攻ではこの新宿の街を舞台に、各自で取材、テーマを設定して

一ヶ月間の自由制作を行いました。

 

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頭の中で雰囲気として知っているつもりだった場所でも

あらためて観察してみると、具体的な発見が生まれます。

 

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自分の足と眼、耳を使って集めてきた要素を持ち帰ったら

今度は手と頭を使った実作業です。

 

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言葉と絵によるいつもの平面作品と違い、立体的な造形も。

 

さて、今回は先端芸術表現専攻との合同講評。

違う専攻でも、主旨の近い課題が出ることもあります。

見る/考える/形にする。

創作の基本となる出題には共通項が多いのです。

 

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志す分野は違えど、気になる作品には興味深々。

完成後のプレゼンテーションも、より[刺さる]見せ方を

探るためには、手を抜けません。

 

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では、作品の一部を紹介しましょう。

 

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象徴的な建築物と、流動的な広告を掛け合わせた作品。

新宿の[顔]がコンセプトです。

 

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足元に焦点を絞ったフォトブック。

めくるスピードによって見えてくる細部も凝っています。

 

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立体の白地図に編み込んだ糸で、人の流れを再現。

取材とともに拡張されていく作品です。

 

既知と思い込んでいる物事を、今一度しっかり見る。

漠然と見ずに、視点を絞り込む。

自身の内側だけではない、外の世界と対峙する。

この制作で培った[観察]と[考察]の姿勢が

今後の作品にどのような形で活かされていくか。

学生ひとりひとりの意識が期待されます。

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