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芸術学科 夏期講習のひとコマ

本年度も芸術学科の夏期講習(8/138/25)が無事終了しました。

今回はその模様をお伝えします。

 

 

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黒板にタイムテーブルが書かれ、今日も一日が始まります。どきどき...。

 

芸術学科では英語・歴史・小論文の演習と講義が中心となってくるので、教室はこのように、総合大学向けの受験予備校と変わらないような雰囲気です。みんな机に向かって一生懸命問題に取り組みます。

 

 

本日は田口先生の小論文の解説講義です。

プロジェクターを使って壁に作品を映写し、造形的特質を比較します。

 

 

 

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 田口先生「右側の作品に注目しましょう。左と比較して、どんな印象の違いを指摘できますか?」

 

 

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「えっと、そうだな...」

みんな真剣に作品を観察します。

 

 

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  田口先生「たとえば右は「上昇感」なんて言葉で表現できるかもしれません。つまり、中央の人物(キリスト)の身体が、あたかも上から引っ張り上げられているかのような印象を与える...。」

 

 生徒「なるほど...。確かにそう言われてみると、逆に左は静的?な感じがするかも...。」

 

 田口先生「左側の作品では、周囲の人物が誰もキリストの身体を眼差していないんですよ。みんなが思い思いの方向を向いて、悲しみに沈んでいる。だから右側の作品のような、動性のベクトルみたいなものが生じてこないのかもしれません。」

 

 生徒「漠然と感じているだけだった印象が、だんだん形になってきた気がします。」

 

...授業はこんな感じで展開されていきます。

 

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  こうした所謂「ディスクリプション」の課題では、作品から受けた印象をいかに適切な言葉で表現し、読み手が納得するような論(つまり、「客観的」な論)を構築していくかが重要になります。

 

自分が感じた作品の良さを、言葉の力を借りて、他者と共有すること...。それがディスクリプションの醍醐味です。作品に寄り添い、その魅力を存分に生かすような語り手を目指して、芸術学科は修行あるのみ!

 

以上、芸術学科夏期講習の一コマでした。

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