こんにちは。
基礎高1・2年専攻です。
毎年、基礎高ではさまざまな専攻の課題を体験する授業を行っています。
第1弾は、彫刻ゼミです。
全クラス2週課題の「彫刻ゼミ」が行われました。
テーマは「選択したモチーフを立体構成しなさい」です。
6つのモチーフの中から1つのモチーフを選択し、それを反復・融合させながら、
水粘土を用いて立体構成をする課題です。
今回はA棟2階の彫刻専攻のアトリエをお借りして、いつもと違う雰囲気の中、
2週間の制作を行いました。
まずは、モチーフを囲むように回転台を並べ、その上で観察をしながら
エスキースをしていきます。
エスキースでモチーフや構成のバランスが決まったら、粘土制作に入る前に、
粘土の支えにするための芯棒を組み立てます。
1週目は、荒付けです。
芯棒があることで、重量の重い粘土も、しっかりと自立させることができます。
芯棒が組み終わったら、早速、芯棒に水粘土を付けていきます。
360度クルクルと、作品を回転台の上で回しながら、エスキースで得た
イメージを投影し、粘土付けをしていきます。
回転台を用いて制作するのも、彫刻ゼミならでは。
2週目に入り、荒付けが終わったらどんどん仕上げをしていきます。
細かなパーツを付けたり細部の表情まで作ったりしていきました。
完成したら、いよいよ講評会です。
初めて塑造をする人が多い中、それぞれが密度をしっかりとあげて完成させる
ことが出来ました。
平面構成では画用紙の余白のバランスを考えますが、立体構成でも同じく、
余白の空間のバランスも大切だということも実感できました。
また平面作品を作る際にも、この視点を活かしていきたいですね。