【芸術まめ知識File_002】

黒のはなし。デッサンではとてもお世話になりますね、黒。鉛筆と木炭は炭素(カーボン)が主成分ですが、黒の感じは違います。それはなぜか。
そして絵具の黒。やはり炭素ベースが多いですが他にもさまざま。最近気になる画材(個人的に)はベンタブラック。

...ただベンタブラックを画材と言っていいかは謎かもです。
イギリスのsurrey nano systemsによって開発が進められているこの超黒色物質。光を99.965%吸収するとのことですが、残念ながら芸術作品への使用はカプーアさんに独占芸術用ライセンス(なにそれ)が与えられているらしく。
(カプーアさんの作品は金沢21世紀美術館で常設展示されています)

つまりベンタブラックを芸術作品に使えるのは今のところアニッシュ・カプーアさんのみということに。もともとは光を極力無くした環境をつくることを想定(望遠鏡とか)してつくったようですし、使用に注意が必要なのもわかりますがなんとも残念。

ということで作品には使えないベンタブラックですが、なんと教育機関にはサンプルとして提供している様子(もちろん英語)。

そう、河合塾は学校法人!!
これを利用してサンプルを入手できないものか...。
ただお金もかかる。
入手できないか模索中です。そのお話はまた後日。