こんにちは、彫刻専攻です。
日差しの強い毎日が続きます。
期待や目標を持ち進めてきた、みんなの夏の制作はどうですか?
夏期講習で生まれた素敵な作品を紹介します。
身体から首・頭部へと一周しもどってくる、彫刻の尾根を
しっかりと炭を定着させながら追っています。良いです。
手に持った透明のビニール袋から、美しい光が
私たちに降りそそいでくるようです。
作者のおおらかで自由な線質から、
色味や空気も伝わります。
両手で持つ、ねじれた袋や中身から伝わる表現を
粗密感を大切にリズム良く構成し、つくっています。
モデルさんの柔らかな佇まいや瑞々しい肌質の表現、
作者の感じ得た色彩感にはっとさせられます。
作者の観察している奥行き、認識した空間の大きさから
簡単には言い表せない彫刻の持つ時間性が伝わってくるようです。
モチーフから見えてくる張りのあるボリューム感と
むき出した鋭い形を光の秩序の中で密度高く描いています。
木炭の持つ色の美しさ、光と陰影の生む美しさ、
作者の感度の良さがストレートに伝わってきます。
続く...