みなさんこんにちは!

 

デザイン・工芸専攻では休講中、本科生は自宅で制作したものを写真を撮って送ってもらい

講師が画像をみて採点する写実描写コンクールを開催しています。

ブログでは上位作品と講師の寸評を紹介します。

 

第一回目の課題は

あなたの好きな「有機物(自然物)」を、写実描写しなさい。

細かな条件はほとんどなく描く素材、大きさ、時間などは自由です。

 

 

今回の第1位は24番さん!!!

(コンクールで匿名のため番号制にしていて講師は今だに誰のか解っていません。なので24番さん!)

 

おめでとうございます。

豪華なモチーフ金目鯛でしょうか。

好きなんですねぇ。

美味しいですよねぇ。

モチーフからして気合が違います。

(お金かければいいということではないですよ!)

 

下記に簡潔ですがこの作品に投票してくださった先生方のコメントあります。

A先生

鯛と後ろの三角形の対比が効いていて、パンチのある作品です。

鯛もみずみずしく新鮮さが感じられます。

 

B先生

金目鯛かな?

こんな感じだよね~と共感できるし、綺麗な色合いで描かれていると思います!

個人的には三角形無しで勝負して欲しかったな。

 

C先生

鱗の輝きや身の柔らかさ。作者が何故このモチーフを描きたかったか、それを感じる作品です。

欲を言えばハイライトの色味の研究が有ればもっとリアリティが表現出来たと思う。

 

D先生

半分の切り身に驚きましたが、ボディーの張りや鱗のキラキラがなんとも、、お美しい☆

 

E先生

鱗の艷やかさと切り口の表現が斬新。鋭利さを感じさせる幾何図形も効いています。

 

 

そして第二位は1番さん!!

にゃ~んともかわいい味のあるにゃんちゃんの絵です。

おうちの子でしょうか。

ふにゃ~~


F先生

猫の毛の柔らかさだけでなく、体温や猫と作者の関係、時間、空間などいろいろなものを感じました。

そして美しいです。

 

G先生

(好きな有機物(自然物)を写実描写するという課題内容で、)

溢れんばかりの愛情をもって観察し、本当にこの猫が好きという作者の気持ちが伝わりました。

 

H先生

猫の毛の柔らかさがとても愛らしく表現されていて、触ってみたくなりました!

 

I先生

丸くなった猫と手のしぐさなど愛着を持って描くことで、

ただ上手に描こうと意識するだけでなく雰囲気も含めた魅力になってるのではと感じました。

 

 

第3位は2点でした。

13番さんと50番さんです!

 

2作品ともお花がモチーフでした。

上位2点と得票数が離れたので作品画像小さめにします。

 

13番さんはガーベラです。

J先生

白いガーベラなのですが、その中から色々な色を感じて拾いあげられており、

バックの紺色との響がとても綺麗でした。光や空気感も感じられ、とても好感が持てます。

 

50番さんはユリでしょうか。

K先生

花弁11枚の表情を丁寧に拾っており、好感が持てました。

光の柔らかさや百合の柔らかさなどの自然感が綺麗な作品だと思いました。

 

今回は以上です。

 

正直言うと1週間あったのでもっとすごいのが来るかと思っていたのでちょっと拍子抜けしました。

第2回はもっと時間かけて描いてください。

単純に時間をかけていない作品が多いように感じました。

他に優先すべきことがあれば別ですが誰にも等しく入試の日はやってきます。

経験がなくても時間と情熱あれば人の琴線に触れる作品を作ることはできる可能性はあります。

今年一年後悔のないよう頑張ってください。

楽しみに待っています!