2018年09月 の記事一覧
美術総合・京都芸大専攻 塾生作品展
KJ Blogをご覧のみなさま、こんにちは。
美術総合・京都芸大専攻です。
先日行なわれた塾生作品展の、生徒たちの制作している様子をご紹介します。
専攻のテーマは「感染」。
このテーマも生徒が自分たちで決めました。
夏休みの間、生徒たちにはただやりたいことを考える前に、テーマの「感染」について、言葉を調べることから始まり、連想する言葉や自分なりのイメージなどを文章や絵など、自由に用紙にまとめてもらいました。同じ形式で、普段から継続的にやっている作家、技法研究もいつもより掘り下げてもらいました。
テーマ自体は共通ですがこういう事前の準備が自分なりの「感染」、作品づくりにつながったのではないでしょうか。
9月初めから授業時間やアトリエ開放の時間を利用して、完成に向けて各々の表現や想いをこめて、試行錯誤しながら制作をしてきました。普段の授業ではなかなかできない、人に自分の作品を観てもらうということを含めて「展示」について考えられたことはよい経験になったと思います。
努力の成果もあり、今年も力作ばかりでした。
生徒たちが手を掛けてきた努力も見え完成度の高い作品も多かったです。
なにより、観ている人に楽しんでもらうことができたのではないでしょうか。
美術総合・京都芸大専攻はこれからも受験対策と同時に美術表現の楽しさ、難しさを学んでいきます。
京都芸大の受験を考えている方、まだ受験する専攻を迷っている方はお気軽にお問い合わせください。
日本画大賞
講師の稲垣です。
塾生作品展も終わり、日本画大賞が決まりました。
5月から動物園で取材を始め、コツコツ進めてきた日本画制作も終わりです。
今年の日本画大賞は、名古屋校全体の大賞もゲット。
頑張りましたね。屏風のかたちにしたいと試行錯誤していた作者の様子をずっと見ていたので、自分のことのように嬉しいです。
屏風について〜
屏風には呼び名があります。
この作品の場合は、6枚1セットなので六曲、それが2セットある場合は一双と言いますが、今回は1セットなので一隻。
なので「六曲一隻」ですね。
ちなみに、屏風には時間の流れ方にも決まりがあったりします。
右から左に向かって時間が流れます。これを知っていると、屏風を見るときに物語が進行してることがわかります。
プチ知識でした。
塾生作品展2018
日本画専攻 講師展搬入
日本画講師とチューターによる展示があります。
普段受験指導をしている講師たちも、自分の制作スタイルはさまざまですね。
日本画の幅を感じてもらえればと思います。
日本画講師展
一日も早い復興をお祈り申し上げます。
日本画専攻 専科日本画制作
二学期から始まった日本画制作も今日で終了になりました。この作品は9/15-17に塾生作品展で展示をします。どんな作品がそろうのか楽しみです。
↑日本画制作風景。
↑大きめの作品の子は床を使っています。
この環境は非常に大学に近いです。
河合塾美術研究所名古屋校日本画専攻では、全国の美術予備校では唯一、日本画の絵の具を触る授業を取り入れていると思われます。
日本画科はどこの大学でも、日本画の画材を使用しない受験方式をとっていますので、大学に入るまで美術科の高校出身でないかぎり日本画を触る機会はほぼありません。
やはり体験してみた感触ほど確かなものはないので、河合塾ではこの授業を大切にしています。
是非、塾生作品展で生徒の頑張りをご覧ください。
社会人教室 水性木版画ゼミ
2018年 09月 10日 14:19