日本画・春期講習後半

後半もデモンストレーターが毎課題来てくれました。

ツイッターにも出てましたけど、試験の前にいろいろ大変だった2人も来てくれてます。

 

長く講師をやっていてつくづく思うこと。

よく「自分を信じる」って言いますよね。

ありがちなのが、今の自分だけを信じようとしてしまうミス。

 

今の自分は緊張していたり不安に思っていたり体調が悪かったりすることもある。

そんな自分だけを見ると「信じれない!?」となることがけっこうあるんですよね。

 

いやちょっと待って。いろいろ1年やってきたじゃないか〜と思うわけです。

 

それは、例えば自分が、半年前にやっていたことが充実しているかどうか、そもそも覚えているか、ということが根底にはあります。

 

つまり自分の記憶に残る1枚を、自分に経験させてあげられる人が「自分を信じる」ことができるわけで、講師としてはそういう授業をやれるかどうかがとても重要。

 

枚数ばかり増やしていてもなかなか自分を信じれるようにならない人は多くの場合、このシステムがわかっていなかったりします。

 

....あ、ちょうどこの文を書いている今、コロナウイルスの影響で河合塾美術研究所名古屋校も5月6日まで休講が決まりました....!

 

この期間をどう過ごすか。

生きている時間であることは変わりません。

勉強する時間が減ってしまったと考えるか、その期間も自分はやれることをやったと11ヶ月後に思えるか。

講師からもこの期間の過ごし方を提案しますが、自分でも考えてみていいと思います。

日本画講師 稲垣洋介