【芸術まめ知識File_003】
黒の画材と顔料について続きます。思いつくだけ出してみる。
※メーカーや固着成分によって下記の成分じゃない場合もあると思います。

・鉛筆 [グラファイト(炭素)+粘土]
・木炭 [ほぼ炭素]
・アイボリーブラック [炭素(骨炭)・リン酸カルシウム]
・ボーンブラック [炭素(骨炭)・リン酸カルシウム]
・ランプブラック [炭素・油を不完全燃焼]
・ピーチブラック [以前は桃の種からとか。今は縮合アニリン黒(PBk1)]
・ボーンブラック [炭素(骨炭)・リン酸カルシウム]
・墨(油煙墨) [炭素・油を不完全燃焼]
・墨(松煙墨) [炭素・松材を不完全燃焼]
・植物炭 [炭素(PBk8)...あまり見たことないけど、何に使われてるんだろう]
・ベンガラ黒(鉄黒) [ざっくり言って酸化鉄、だと思ってる。本当は難しくてよくわからない...]
・鉄とタンニン(名前は無い気がする。強いて言うならお歯黒か?もしくは黒漆など) [鉄+タンニン(鉄+柿渋、鉄+漆、など)]
・黒鉛 [炭素・鉛筆に使っているグラファイトと同じだが、顔料にもある]
・マンガン黒 [たぶん二酸化マンガン]
・硫化銀 [銀を硫黄などで硫化する]
・酸化銀 [銀が酸化で黒]
・硫化銅 [銅を硫黄などで硫化する]
・インクの黒 [顔料系なら炭素]
・ジェットブラック [縮合アニリン黒(PBk1)]
・マースブラック [メーカーによって違うかも。鉄黒(PBk11)]
・ブラックジェッソ [メーカーによって違うかも。たぶん鉄黒)]
・黒曜石 [黒とか言いつつ、顔料にすると灰色]
・岩黒 [自分が一番使っている割には何の石だか知らない]
→この機会に調べました。黒砂だとか。日本でもとれる。重鉱物?おそらくチタン鉄鉱(イルメナイト)。弱い磁性を持つとのことなので、磁石を近づけてみると確かに軽くくっつく!初めて知った.... 

書いてみて、不確かな知識のところはずいぶんあるような。もっとあるよ!とか、間違ってるよ!というところがあったら稲垣まで一報を...。