みなさんこんにちは!

第2回目となるデザイン・工芸専攻本科の、休講中に自宅で制作したものを写真を撮って

送ってもらい、講師が画像をみて投票する写実描写コンクールの結果発表です。

ブログでは上位作品と講師の寸評を紹介します。

今回は上位だけでなくレギュラー講師が何かしら気になった作品も掲載します。

 

第2回目の課題は

あなたの好きな「工業製品」を、写実描写しなさい。

細かな条件はほとんどなく描く素材、大きさ、時間などは自由です。

 

今回の第1位は37番さん!!!

(コンクールなので匿名のため番号制にしていて講師は誰のか解らないようにしています。なので37番さん!)

おめでとうございます。

アンティーク調の糸切りバサミでしょうか。

本人の嗜好も伝わって来ます!

それにしてもリアルです!

ダントツで票を集めました。

下記に簡潔ですがこの作品に投票した講師のコメントあります。


A先生

ハサミが画用紙の上に本当に置いてあるかのようなリアリティを感じ、金属の質感も上手だと思いました。

B先生

ハサミの形態がとてもシャープでよくキレそう。材質感も素敵で彫りの深さまで再現している。

C先生

金属の重さやこのハサミの品のいい佇まいが伝わってきていい作品だと思いました。

光の映り方がとても自然だと感じます。

D先生

パッと見たとき"ん、写真かな?"と思いました!そこに置いてあるようです。素敵!

E先生

ハサミの存在感が抜群で、そこにあるかのように見えました!

金属の印象もわかりやすく冷たいような温度感も伝わってきました。

F先生

糸切りばさみでしょうか?

ひとつだけ写真が入っているのかと見間違えたほどです。金属の質感もしっかりありつつ、糸切りばさみの鋭利さも丁寧に描かれていて素晴らしいです。

G先生

もはや写真ですね!執念深く表現されていて見栄えも良くかっこいい作品です。

H先生

形が一番安定して見えているのと、金属の鏡面の精度が少し低いモチーフの感じや色合いといい、パッと見でとてもリアリティを感じました。

I先生

物の細かな描写、小さな影にも気を使って描かれている事、とてもリアルで目を惹きました。

J先生

金属の色や光沢感にリアリティを感じました。置かれている様子もとても自然です。

K先生

まるで画用紙の上に置いてあるかのような的確な描写が見事。重そうな金属質も伝わります。

 

そして第2位は15番さん!

1位ほどではなかったですがこの作品も多くの票を集めました。

L先生

余白の少しテクスチャーのあるグレーも絵の雰囲気をよくしています。

ワントーンの中での色選びも丹念だし、ステッチや細かい溝もしっかり描いていて、ぐっときました!

M先生

黒いサンダルのボリュームやタグ等の描写も丁寧に仕上げられた完成度の高い作品だと思います。

N先生

縫い目などの細部まで丁寧に描かれていて、サンダルの質感が伝わってくるところがとてもいいと思いました。

O先生

縫い目やソールの凹凸まで細かく描かれていて、好きなものとしての説得力がすごいです!

黒いものとしての魅力もあり、見応えのある作品だと思いました。

P先生

細かいところまで丁寧に描かれていると思います。

今は辛抱の時ですが、出かけたいという思いがこのモチーフを選んだのでしょうか。

Q先生

それぞれの箇所の柔らかさの違いの表現が絶妙で、このサンダルの履き心地の良さが伝わってきます。

R先生

黒いものを描くのはなかなか難しい中、光を感じながらサンダルの重みや愛着を見て取れる仕上がりです。

S先生

数多い細かい凹凸やステッチまでよく描けてます。

目立つ場所だからブランドロゴ部分の質感と精度がもう少し出てたらなぁ。

T先生

手抜きのない細やかさが存在感を増しています。これなら丈夫で長持ちしそう!

 

第3位は58番さん!

1位、2位とはかなり差がつきましたが、3位に入りました。

U先生

張り子の艶がいいね。張り子職人の彩色する筆使いまで再現している。

V先生

赤べこ独特の艶感がうまく表現されていると思いました。

上からのアングルなのもその人の個性が出ていて面白いです。

W先生

荒さはありますが、逆にその荒さがモチーフらしさに繋がっています。アングル選びも面白いですね!

X先生

少し荒さが気になるところもありますが、張り子のらしさを捉えている、感じのよい絵です!影が残念~~。

 

第4位は24番さん!

3位とかなり僅差でした。

Y先生

丁寧な仕事で塗られていて、パッド部分の質感やハイライト部分もとってもリアルで良い。

Z先生

イヤーパッドの質が秀逸です。絵具の塗り方の差を上手く使いながら表現できています。

光沢部分はもう少しこだわるといいですね。

a先生

製品としての硬い部分と柔らかい部分の印象が的確に伝わってきます!置かれている状態も分かりやすいです。

 

第5位は25番さん!

こちらも4位とは僅差!

デジタルで作画の作品が入って来ました。

b先生

サクサク生地にコーティングが美味しいのよね。工業製品といえども、この手づくりのあたたかさ。世界中の皆様に届くといいね

c先生

美味しそう!生地の羅列まで丁寧に観察し、表面のコーティングとの絡みもとても良い

d先生

クッキーのグズグズになりそうな細かい凸凹を敢えて強調せず、微妙な色彩の変化で糖分の溶けたようなコーティングを表現している。

e先生

"これを選んだか!"とモチーフの選択に意外性を感じました。面白い!印象に残る作品でした。

 

第6位は1番さん!

こちらもデジタルで作画の作品です。

f先生

工業製品としての骨格をきちんと取りながらも、紫の背景と相まって作品性の高さを感じることができます。

 

次はメガネと同率で第6位の3番さん!

g先生

ぐしゃぐしゃになった新聞という大変なモチーフをとことん描いており、凄いな~と思いました。

床がもう少しピタッとかけていたら更に良かったです。

h先生

くしゃっと丸められた新聞の内容が気になってしまった。

もう少しだけ文字が読めたり、日付けなど情報が入ると今だからこそのモチーフになったと思います。

 

第8位は28番さん!

いい車持ってますねぇ

i先生

車の塗装の艶感やカチッとしたカッコ良さがしっかり伝わります。作者はきっと車が大好きな人なのでしょう。

 

同じく第8位

投票ではもうひとつでしたが、先生たちが気になる作品ではNo.1でした。

j先生

雰囲気で押し通した感じがありますが、楽しみながら描けたのではないでしょうか。

k先生

油絵具?で描かれていていて画材からこのモチーフに合うものを選んで楽しんで描かれていると思いました。

l先生

履き古された靴の使用感を表現しているところがいいね。まだ自分が思うところまで描けてなさそうだけど、こう描きたいという気持ちが伝わってくる。

m先生

モチーフのくたっと感や、それに対しての色使いなど、気になる要素がたくさんありました。

n先生

写実的かと言われれば疑問点は残りますが、背景も含め雰囲気があり興味を引く絵になっています。

 

同じく第8位で54番さん!

o先生

コードを使い画面構成しており、四隅の意識を持っていることが感じられとても良いです。画面に好きな曲が表示されてたら面白かったかも。

ここまでが各先生たちの持ち票を獲得した作品です。

ここからは順位にはならないですけどその他で気になる作品を選んでもらいました。

もちろん全部気になる作品なんですけど先生一人一点で選んでいます。

気になる作品が8位までに入っている作品のコメントはそこにすでに記載してあります。

 

20番さん

p先生

形の正確さやラベルなど物足りないところもありますが、ガラスのボトルのつやっとした印象やインクの入った透明感などが綺麗だと思いました!

 

23番さん

q先生

色や質感に独特なリアリティを感じ、オリエンタルな雰囲気が伝わります!

実物も見てみたいと思わせる描写です。

 

33番さん

r先生

味のある作品だなぁ。なんだかキャップにそそられます。部分に着目もいいですね。

それにしても1936年凄い時代だ。

 

13番さん

s先生

SONYロゴやボタン、スピーカーのコーン部分の写り込みやハイライト表現まで見事に描いていて気に入った!

t先生

もっと細部を描いて欲しいなとは思いますが全体の雰囲気は掴めてます。

形など大変そうだけどこのCDプレーヤーにチャレンジした姿勢が良いです。

 

6番さん

u先生

水差しの金属質や透明感、置いてある雰囲気をしっかり描けていて、リアルだなぁと感じました。

 

今回は以上です!

前回より見ごたえある作品が多かったように感じました。

この調子であと少し自宅でできることをしっかりやりましょう。

授業が始まったら今回、前回の自宅課題など希望に応じて個々に講評しますね。

いっぱい描いておいてください。

 

次回は予定通り行くと実物の作品を観て、生徒みんなで投票することになるので楽しみですね。

なのでさらにしっかり制作しておいてください。時間は沢山かけましょう。

時間は作れば結構あるので、今回もまだまだやり切りが足らない作品が多いように感じます。

もっともっと絵でワクワク、ドキドキさせて欲しいです。写実描写にはその魅力があります。(デジタルで作画したものはプリントしたものを持参してください。)

 

この前日本画の子の自宅課題をチラッと見たんですけどかなりしっかりやっていたので、

ちょっと差つきそうだなって思いました。

日本画に負けたくないな。

今後の予定が変更になる時はまた何らかの方法で連絡するので、

Twitterやブログもマメにチェックしておいてください。

 

現役生の人たちは春期以来会えていないですが、モチーフは身近なものでよいし画材も自由でよいので時間をかけて何かリアルに描いてみてください。授業が始まったら塾に持って来て見せてくださいね。

何枚持って来てくれてもよいですよ!

あと大手画材屋さんが営業していなくて画材が入手できない問題もあるかと思いますが、

ある程度はネットで購入可能ですし、私の近所の文房具屋さんでも数は少ないですがアクリルガッシュくらいは販売していましたので近くの文房具屋さんあれば無理のない範囲で探してみてください。

みんなあともう少し家でやれることをコツコツとやりましょう!

それではまた!