建築専攻です!
建築専攻では、デザイン(設計)を主体として設計を学ぶ大学全般を扱っています。
 
全国の大学の工学部には、必ずと言っていいほど建築学科がありますが、実はデザイン主体で建築を学ぶ学科は多くはありません。
ほとんどの建築学科では、建築分野の中でも設計以外の要素、例えば構造、材料、環境、設備などのコースもあり、このため建築を包括的に学ぶことになるのです。
デザイン(設計)も計画学としてその1つです。
ですが、計画学と言っても幅広く、そこには数字を論拠とした設計手法研究が多く含まれます。

結果として、感性と論理の双方を備えたデザインという観点で設計を学ぶ環境は数少なく、まして4年間にわたってそうした手法を採っている大学は片手で数えるほどしかありません。
代表的な大学が、東京芸術大学と京都工芸繊維大学です。

どちらも初めて聞く、と言う人も珍しくありません。
東京芸術大学は有名ですが、建築科があることは意外と知られていません。
京都工芸繊維大学は、関西圏では京大、阪大と並んで建築分野では代表的な大学です。

入試では、東京芸大はセンター試験と空間構成、総合表現が課され、京都工芸繊維大学ではセンター試験と数学、英語、そして図画が課されています。

 
これから数回にわたって、東京芸大の現役学生とのインタビューを通じて、大学の様子をお伝えしていきます。
乞うご期待。