河合塾美術研究所 新宿校 授業風景

gallery Kart「人体から学ぶもの-合同人物クロッキー&デッサン展-」

今年も始まりました!

入試課題でも人物が扱われることの多い、日本画・彫刻・油絵・先端の4専攻で、合同人物課題を行いました。

こちらで制作された、人物クロッキー&選抜デッサンの展示を行います!


「クロッキー」とは、
簡単に言うと速描きですが、主に動きのある動物、人物を描くことが多く、細かい描写というよりは対象の動きを正確に捉える事を目的としています。

それに加えて、「ドローイング」としての魅力、線の面白さや空間の美しさなど、人物自体の正確性を超えた、生きた線や画面感を追求することも大切です。

スケッチとも似ていますが、下絵というより、特に短い時間で描かれた、単独でも本画にも負けない絵としての魅力をたたえたものをクロッキーと呼びます。

そのために、短時間で対象と緊張感のあるやりとりができるための観察力を培っていきます。

今回は4専攻合同ですので、会う機会の少ない別の専攻の講師もそれぞれ指導を行いました。

普段と少し違った視点から見られることで新しい発見があったり、逆にいつもと同じことを言われたりして、専攻が違っても大切な普遍的なことに気づけるように、という2つの意図があります。

他専攻の講師や生徒から刺激を受けながら、それぞれが懸命に制作した作品をぜひご覧ください!



「人体から学ぶもの-合同人物クロッキー&デッサン展-」

2020年7月5日(日)〜7月18日(土)/入場無料
10:00〜18:00(会期中無休/日曜・最終日~16:00)

【Gallery Kart おいしいものコンクール「かわい食堂」結果発表】

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2020年 06月 23日 16:59





おいしいものコンクール「かわい食堂」へのノミネートは全82作品!
基礎中学から社会人OBOGまで様々な方のご参加、誠にありがとうございました!

皆さまの投票により、「かわい食堂」の栄えある第1位が決まりましたよ!
今回のコンクールは、実はとても接戦で、何度も1位が入れ替わり、締め切り時間ギリギリまで誰が1位になるかわかりませんでした。
投票日の天気や時間によって、食事系なのかスイーツ系なのか投票数も少し変化していそうでした。
今回は、それほどみんなダイレクトに「おいしそう!」を刺激する作品揃いでしたね。
皆さまも満腹感が得られたのではないでしょうか♪


そして最優秀賞に輝いたのは・・・・・・


なんと!現在高校1年生、基礎中学・高校受験コース出身者のNくんです!!!
おめでとうございます!!!!!




コピックと色鉛筆での作品です。シンプルにおいしそう!というシズル感も満載です!背景のカウンターの様子や、はみ出ている肉の角度、海苔の山になっている感じ、油の表情が繊細でスープの見え方などもとても良く、構図も安定しています。そそられる要素をしっかりと出せていますよね。
絵を描くことに対して自分で分析して、様々な技法でチャレンジをしていることが伺えます。
「おいしそうに見える」というのはどういうことなのか。このラーメンを本人が見たときに「すごい!おいしそう!」と感じた衝撃があったことが伝わりますね。あ〜〜本当にお腹すいてきちゃいますね!
また、作品チャレンジ待っていますよ!!!



続いて、優秀賞に輝いた作品は同順位になった2点。
偶然にもW鯖になりました!!

皆さん口の中には香ばしさの中に、まろやかな油の甘みと塩分のしょっぱさが広がっていますよね?!
さば弁はデザイン工芸専攻のFさん、さばの塩焼きは日本画専攻のMさんです!
お二人とも、おめでとうございました!



以下の順位は12位までGallery Kart内に張り出してあります。
惜しくも入賞を逃してしまった皆さん、本当に票数は僅差でした。
作品内容ももちろんレベルアップしていきたいですが、画面のヨレや、汚れ、構図などももう一度見直してみましょう。
作品を人に見てもらって、選んでもらうということを体験してみて分かったこともあると思います。友達同士でも、作品の見栄えや、もっとおいしそうに見せるには?など、そんな話をしてみると良いと思いますよ!


6月28日までの今週一週間は、受賞者と一緒に全作品も展示をしてあります。見逃している方は、是非ともめくるめくおいしいものたちの待つ「かわい食堂」へ足をお運びくださいね!


そして、6月27日の土曜日 17:00から表彰式を行います!
密になりすぎないように行いたいと思います。是非参加してくださいね。

【日本画本科 新学期スタート】

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2020年 06月 10日 14:59


こんにちは。日本画専攻主任のかわなです。

新型コロナウィルスの影響による長い自粛期間が過ぎ、ようやく予備校に通って制作ができるようになりました。
河合塾でもみなさんの健康と安全を第一に考え、様々な措置を取っていますが、マスクの着用や手洗い、アルコール消毒など基本的なことを大切にしてください。

二週間目が始まって、体力が落ちていることに気がつき少し疲れも出てきているころかもしれません。
無理のない範囲で、家でストレッチや運動も心がけましょう。


河合塾では4月5月はアトリエでの授業は行っていませんでしたが、入塾手続きが完了した人には4月から自宅課題として様々な課題と講評を行ってきました。(4月5月の授業料は全て返金手続き中です)
まだお互いがわからない中での制作や講評だったため、どういうことを言っているんだろう?と思うこともあったと思います。
河合塾では生徒と講師のコミュニケーションをとても大切にしていますが、やはりまだまだ取れていませんよね。これから、一緒に頑張る生徒や講師とも沢山話していきましょう!この二ヶ月間考えていたことや、不安などなんでも相談してくださいね。



●日本画専攻本科の授業紹介●
授業開始では毎年恒例でもある基礎を確認する授業からです。

授業日数が足りないからと言って、基本をしっかりと確認すること、各自の表現の幅を増やす課題はなくしません。
みなさんに受験期でつけてほしい力は、見せかけの上手さなんかではないのです。

まずはソーシャルディスタンスを保ちつつ、少し座学。
自宅課題の最後の2課題を直接講評しました。
そのあと、道具の確認レクチャーでは道具の使い方の大切なコツやポイントを話していきます。



(写真:自宅課題の講評)



(写真:道具の説明)


この週はデッサンの確認から行いました。
鉛筆の削り方、使い方から道具をチェック。経験者でも基礎の確認はとても大切です。
そしてそれを踏まえての制作は、久しぶりの石膏ですよね!みなさん新鮮な目で描けたでしょうか?


本来であれば、今年の6月第1週の週末は「東京芸大一次試験の実技模試」があったのですが、中止となりました。
せっかく空いた2日間なので、特別授業を入れましたよ!

スケッチレクチャーと、ガイダンスとして講師と生徒の自己紹介等を行う1日。
今回は作家でもある講師3名が自分のスケッチを持って、いろんな話をしました。制作のために大事にしていることや制作過程。人によって観ることや、切り取るものが違っていて面白いですよね。各講師の沢山のスケッチも見られて、とても刺激を受けたと思います。



(写真:スケッチレクチャー)


もう1日は、モチーフを自分たちで作る課題。昨年も苔玉作りや布を染色する授業を行い、後日の制作で描きました。
今年は去年とは違う色も使った染物を行いました。
サイカチという実や、玉ねぎの皮、笹の葉など。この話は後日また改めてお話しします!




(写真:染物授業の様子、染めた布の色)


一学期は短い分あっという間に過ぎてしまうかもしれませんが、まずは一歩一歩を丁寧に。

慌てず焦らず丁寧に。一緒に取り組んでいきましょう!

【Gallery Kart おいしいものコンクール「かわい食堂」始まりました!】

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2020年 06月 10日 14:44




新型コロナウイルス感染拡大防止のための休講による延期を経て、ようやく、おいしいものコンクール「かわい食堂」が始まりました。
現河合塾生や講師はもちろんのこと、昨年度基礎中学・高校受験コースの生徒さんから、現在芸大美大生の当塾卒業生、さらに、なんと社会人のOBOG!まで、とても幅広い作品エントリーになりました。

内容も、食材としてこれからの料理を想像させるようなものから、前菜、メイン、デザート、パン、などなど美味しそうなものが勢揃いしましたよ!

実際の味覚でなく、視覚からではありますが、甘いのしょっぱいの、甘いのしょっぱいの、甘いの...
これはまさに、めくるめく無限ループです!
よだれが止まりません!!

お腹が空いている人は要注意です。
何か小腹に入れてから、じっくり見てください。
ぐ〜っときたお気に入りを3つ見つけてくださいね!
ギャラリー入口に投票用紙がありますので、是非とも投票をお願いいたします♪

みなさんの投票によって、大賞や副賞の数々が決まります!
投票期間は6月8日から21日の間です。それ以降は、賞を確定した展示となりますので、みなさん早めに投票してくださいね。
賞が決まり次第、表彰式の日程もお知らせいたします。






河合塾美術研究所では、年に複数回「〇〇コン」という、規模やお題も様々なコンクールを行っています。
そこでは、上手い下手などの描写技術だけではなく、そのモチーフ(お題)から「自分は何を感じて描こうとしているか」を再認識することや、
展示を通して「人に自分の作品を見せることに責任を持つ」ことも同時に考えていきます。
あまりうまくいかなかったと感じても、みんなの作品と一緒に展示をして、人と話しながら鑑賞するだけで「こんな風に伝わってるんだ!」など、新たな発見もあるのです。

2020年度の始まりは、新型コロナウイルスで色々ありますが
第一回目のコンクールでは、みんなの前向きな気持ちが賑わいをみせています。
今回チャレンジできなかった人も、是非また参加してみてくださいね!




なお投票に際しては、入口に消毒用アルコールがありますので、手を拭いてからボールペンを使ってくださいね。
ご協力お願いいたします!




図書コーナー側では並行して、塾生によるホームワーク作品も展示しています。休講期間の逆境をバネに創作に向かう作品も、是非ご覧ください。

おいしいものコンクール「かわい食堂」
http://art.kawai-juku.ac.jp/kanto/institution/gll/065.html

【先端芸術表現専攻】 オンライン講評!

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2020年 05月 25日 13:51




先端芸術表現専攻では、先週のオンライン面談に引き続き、今週はオンライン講評を実施しました。

始めるまではけっこう不安でした。どこまで講評できるのか?
作品を細部に至るまで直接見て、講評することを当然としてきましたので、オンラインの映像で、果たして有意義な講評ができるのか? やや懐疑的でした。

やってみました。

デッサン、絵画作品、写真作品、動画作品、立体作品・・・。
予想以上に、なかなか順調です。







作品と共に重要になってくるのが、学生のプレゼンテーションです。
オンラインで見る作品は、概要を講評するのに支障はないとはいえ、やはり「作品」を見ているというよりは「作品画像」を見ている、というのが率直的な印象。
それを補うのは、言葉による解説です。

コロナによる外出自粛によって、オンラインによる作品発表が各方面で試みられてきましたが、そこでも重要なのは、作品と共に、それを語る言葉だったように思われます。
先端芸術表現科の試験で課される「個人資料ファイル」も、実物の作品ではなく、作品画像を編集してファイル化し、それを言葉によって語ることが求められます。

オンライン講評、もしかして、先端科受験にぴったり?

作品を直接見せられない、見ることができない、という状況は、制作者、鑑賞者、双方にとって物足りなくはありますが、考えてみると、現在わたしたちが普通にウェブ上で行っていることでもあります。

直接講評の良さはもちろんのこと、オンライン講評の可能性をもう少し探ってみてもいいかもしれない、と思った今回の作品講評でした。

今後もいろいろな試みを続けていきます!

油絵科は休校でも制作・添削・講評は止まらない!

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2020年 05月 20日 13:24

油絵科の皆さんは、いまイキイキと自分の思考を掘り下げられていることでしょう。

第1回課題もオンライン講評しました。
元気な姿が見ることができ、また次のオンライン講評も講師は楽しみにしています。

前回課題の[ニンニク]ですが、40分ほどの描き出しをしました。色などの話を講評でしましたよね。ちょっとだけ、参考にしてみてください。使用画材は、スケッチブック・鉛筆6B~4Hです。

また[ドローイング]の制作は常にしましょう。
武蔵美の版画、受験課題にも選択制作[ドローイング]あります。参考作品例も武蔵美から出されています。チェックしてください。

[ニンニク]課題、クリアの学生さんは、[ガラスのコップ]ですね。どのような状況にあると質感などベストな作品になるのか...

土曜日の講評が楽しみです。

油絵講師一同より



【先端芸術表現専攻】オンライン面談、やってみました!

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2020年 05月 19日 10:17


本格的な受験対策に一日も早く取り組みたくてうずうずしている方もいれば、「ステイホーム」に慣れてきて、いまの生活にそれなりに順応している方もいるでしょう。
いつまでこのような日々がつづくのやら。
やる気のギアを入れようと思っても、いまひとつ身が入らない。
「授業が再開してからでも、まあ、いいか」ついそう思って、やるべきことを一日伸ばし、また一日伸ばし・・・。

そうはいっても受験は必ずやってきます。
毎年と同じように、今年も必ず受験当日が、忘れた頃にやってきます。
やっている人は、すでに本格的に取り組んでいます。

でも、やっぱり、自分一人だと、手応えがない。
それは受験生のみなさんだけでなく、講師陣も同じです。
受験生のみなさんも不安だと思いますが、講師陣も不安だったり、もやもやしています。
自分の考えを、アイディアを、誰かに伝えたいという思いで一杯です。
アート界でもオンライン上での取り組みが盛んに試みられていますが、こういう状況になって、制作とは、もちろん自分のためではあるが、人との関係のなかで育つものなのだなと再確認できます。

そういうわけで、Zoomを使ったオンラインでのクラス面談を実施しました。

4月から宿題をお送りし、そのやりとりはしていますが、やはり生の声が聞きたい。
いま、どんなことに取り組んでいるか、どんなことで困っているか、話をしたい。


オンライン上ですが、顔を見て、直接お話しするのは、やはりいいですね。
どのような日常のなかで、どんな課題に取り組み、制作ができているか。
予想以上に、みなさんしっかりと日々行動していて、こちらもうれしくなりました。塾生のみなさんも、他の受験生がどんな毎日を過ごしているかがわかって、気持ちが高まっていたようです。


授業再開までもうしばらくありますが、オンライン上でいろいろな試みをつづけていきますので、楽しみにしていてください!

【日本画専攻 自宅課題 レポート4】

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2020年 05月 17日 10:27

こんにちは。日本画副主任の岩谷です。
自宅課題生活も、早ひと月半が経過しました。
長いと感じている人もいれば、もうそんなに経ったのかという人もいるでしょう。僕なんかは、なかなかない体験ということもあり、新しい発見もありつつの、割と充実した完全なる引きこもり生活でした。でもそろそろ外も恋しいですよね。


自宅課題講評プリント(150枚以上の作品が集まっています!)

日本画では4月から、皆さんにたくさんの自宅課題を出し、制作してもらいました。現在総作品150枚以上!みなさん本当に良くがんばりましたね。これ以降の課題作品も現在どんどん集まっています。残りの課題も集中して取り組んでいきましょう。
河合塾では、例年ひとりひとりに自宅課題を取り組ませていますが、かつてこんなにたくさん自宅で制作した年はあったでしょうか。自分でモチーフを用意して、部屋の環境を整えて、制作する。もはや作家の生活といっても良いでしょう。そういう意味では、予備校に通うだけでは得られない貴重な経験値を積めていると思います。講師陣で話し合いを重ねて考えた課題内容です。日常のありふれたもののなかに、美しさを見つけること、そして自分自身がどんなものに惹かれるのかを、自分で知ること。そうしたことを考える期間にして欲しいと思います。

もちろん皆さんの提出作品は講師全員がしっかり見ていますので、授業が始まったら各講師に詳しく話を聞いてみてくださいね。各講師のなかで、実演して見せないとなかなか伝えられないことなど、皆さんひとりひとりに対して、山積み状態に溜まっています。
現在、課題内でどう伝えようかとモチーフを考えたり、まとめたり、日本画講師陣も延期になっていた授業再開に向けて、着々と準備を進めています。授業再開の詳しいお知らせは河合塾美術HP等で行いますので、各自確認してください。
ただ、何より大事なのは体調管理です。授業始まったら体力が持たなくて、ダウン...なんてことになったら、大変です。今年は体力勝負の年でもあるので、今の期間にできる家での運動や、生活のリズム作りをきちんとしてください。 皆さんに4月に送ったスケジュールノート、活用できていますか?7月以降もスケジュール作りしてもらい、時々提出してもらいますからね?(小学生の夏休みの宿題みたいに、提出日前に全部埋めるなんてことにならないように!)

さらに、自己紹介カードも授業再開と同時に提出していただきます。

前回のブログでお知らせした、「おいしいものコンクール〜かわい食堂〜」も全科合同コンクールとして開催予定です。


(スケジュール帳作り、自己紹介カード、おいしいものコン)

授業再開に向けて、いろいろありますよ!うかうかしていられません。

こんな情勢なので、皆さんもいろいろな不安を抱えていると思います。「よりによってなんで、受験の年に...」と思ったりもするのも当然です。しかし、できてないことを考えるのはやめましょう。それよりも今日、どんなことができたか、にフォーカスする日々にしてください。課題にうまく取り組めない日もあるかと思います。だからといって、それはそれ。何か別のことができたと考えましょう。受験のことは、これからでも十分間に合います。そして結果は最後にならないとわかりません。今から最後のことを心配するのではなく、日々できることを自分なりに積み重ねていったという、達成感を持てる一年にしてください。

皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!

映像専攻 武蔵美映像合格者再現作品解説 4

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2020年 05月 17日 09:46

武蔵野美術大学映像学科合格者再現作品解説。第四弾も「間に身を置いて」がテーマだった2019年度の作品です。地面に落ちた蝉。それに近づくと突然鳴き出し、飛んでいく。極めて身近な出来事ですね。同じ経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。ただしそれだけでは、感覚テストの課題に応える映像作品としては成立させられない。では、そこから何を考察するか?それは暦や気温に押し流されるのではない、実感としての季節の推移です。これも決して独自性やヒネりのある視点ではありません。出来事そのものは実にシンプル。それが作品として成立して高く評価されたのは、そのシンプルな時間の流れを「重層」させたところにあると言って良いでしょう。この重なりが最大ポイントなのです。

蝉が飛び立つ小数点以下の瞬間、シーツが乾いていく數十分、数週間遅れでやってきた夏の終わり、幼年期から過ごしてきた自身の十数年。いくつかのそれぞれ尺度の違う変化が同時進行して、ほんの束の間交差する。そのひとときを切り取っているわけですね。だから決して、なんでもない時間ではないのです。普段は意識もせず流れていく出来事たちが、ある一点で、しつらえた事件性に頼らずに、カチッと合点する。丁寧な観察眼をもって日々を過ごせば、生活のなかにもこういった時間が存在していることに気づけるわけですね。

そして、画面。映像的な要素はどうでしょう。理科の授業で行われる解剖のような蝉の構造観察から、画面には描かれていない、その蝉が飛び去った先の晴れた空。微細な局所から広がりのある風景までをしっかりと押さえつつ、ささやかに画面左→右へと向けて風を吹かせています。

「わっ蝉生きてた!」というなんとも小さく、どこにでもありそうな出来事から、無理なくその周囲を想定する。それらが「時間、推移、変化」という主題のもとに絡み合うことで、言ってみればただ季節が移っていくという当たり前の事象を、これだけ重層的な映像で印象づけられる。画面左下にいる、まだまだ飛びたい蝉も、なんだか平べったくて愛嬌のある姿に思えてくる、そんな一作でしたね。

【基礎(中学)専攻】自宅課題のレクチャー動画作りました!

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2020年 05月 16日 13:35

少しずつ夏が近づいている様に感じる今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。


ここ数日はずっと半袖で過ごしております、中学担当のやくしじです。


基礎科では今回の休校を受けて、カラーチャートや鉛筆デッサンなどの自宅課題を送っています。


塾生の皆さんはどうでしょうか、進んでいますか?


基礎専攻には初心者の人が多いので、家で1人でやるとなると分からない所などが出てきて困ることもあるかと思い、急遽レクチャー動画を作りました!


塾生の皆さんのみへの配信となりますが、一部静止画でご紹介しますね。












基本的な道具の説明から、デッサンの描き出しの進め方などを丁寧にレクチャーする内容になっています。

塾生の皆さんはぜひ参考にしてくださいね!


休み明けに皆さんとお会いするのを、講師一同楽しみにしています。