河合塾美術研究所 新宿校 授業風景

実技模試 の記事一覧

いきなりしょっぱな模試

カテゴリ:

2019年 09月 06日 14:41

9月の頭に油絵専攻の東京芸術大学実技模試(素描)を実施しました。
無論、画面は特大の倍版木炭紙!!

近年、進路に関して、多様なカタチが取られるようになりましたね。
5年前と比べると、積極的な動機から私立大学進学を選択する人も見かけます。

今回は、とはいえ一番人気、東京芸術大学の油画専攻の一次試験を想定した模試です。
一番人気というだけあって、作品が一番並ぶのもこの大学の入試の特徴、多様で、合格する作品も、自ずと洗練されたものが並ぶようになります。



絵を描く上での研鑽の一つの手法として、たくさんの作品に触れることは、とても大事なことです。受験という括りにかかわらず、同時代に生きる人たちが、同じ問題に直面した時に、どんな視野を持って、どんな手段で、向き合うのか、触れることが、新たな発見につながり、新たな問題意識、制作のエネルギーを生むことがあります。

こういった経験を積み重ねていく上で、逆に自分の視界を限定して問題を排除し発見の芽を摘んでしまうのか、スコープを変え、発見する愉しさを感受する方へ足が向けられるようになるのか、様々あると思います。

参加した人たちの作品を並べて、評価を考える中で、結果としては私たち講師が思い描いた作品とは異なり、のびのびとした印象というよりは、思いのほか、閉塞的な作品が並んだかもしれません。実際、講評の会場には河合塾名古屋校での同一課題の参加者の作品も並んだところ、制作に対する熱量など、差が見受けられました。
私たち講師の期待の中でも、そんな作品の中から観者にとって汲み取る力を要する作品が多かったものの、中には潜在しているものがある深み、厚みを匂わす作品郡で、密かに生徒たちの成長を感じました。そして外部から受けに来た一般生の作品にもハッとさせられました。

自分が表現したいもの、と、表現されたものの一致を、絵を描いて間もない人の場合、意外と見過ごしがちで、自分の視点の中での表現されているものと表現したいものの折衷に閉じて制作を進めがちだけど、表現しているもの(主観のフレームを飛び越えていない)と表現されたもの(飛び越えた視点)が捉えられてこそ、初めて表現したいものが見えてくるとは思いませんか?



講評後、受験者たちも、ふつふつ煮えるものを温めているようでした。
11月油絵専攻の模試はまだ続きます。

やり残していることにトライしてみてください。

【都立総合芸術高校推薦実技模試】

カテゴリ:

2018年 11月 02日 14:21


みなさんこんにちは!高校受験コースです。

1028()に実技試験を含む美術系高校を受験する中学生を対象として、今年も河合塾では「都立総合芸術高等学校推薦実技模試」を行いました。

毎年、塾生以外の一般生も多く参加し、本番さながらの緊張感の中、卓上デッサンに取り組んでもらいます。

採点は高校受験を担当している4人の講師によって行われ、総合芸術高校の採点項目を基準にして採点を行いました。

今年のモチーフは、総芸の入試でも多く出題されている色付きの紙や、円柱、立方体などの基本形態が感じられ、かつ観察力と描写力が必要な素材のモチーフを選びました。

模試で描かれた作品を見ていると、総芸入試でもかなり重視されている台面の表現に苦戦している受験者が多かったように感じます。

配られたモチーフだけを観察するのでなく、モチーフが置かれた状況をよく観察する事が必要です。

また台に落ちる影にも注目してほしいと思います。

上位作品にどんな魅力があるか、自分に足りないものは何か、模試を通してそれぞれの課題が見えたのではないでしょうか?

↑講師から出題モチーフの説明をしているところです。

総評では上位数名の作品講評を行いました。自分の作品だけでなく、周りの受験者の作品を見る事ができる貴重な機会です。

上位3名には賞品が授与されます!おめでとうございます!!

総評後はグループに分かれて講評を行い、個々の作品に対するアドバイスを行いました。

模試での作品の評価が高くなかった受験者も、まだまだこれからの頑張りで魅了的に良くなるところがたくさんあるので、

結果に気落ちする事なく、一枚一枚の絵を大切に精一杯頑張ってほしいと思います。

当日は同時に受験に関する個別面談、学科説明会も行われました。

今回の模試の結果は後日、観点別に評定付けされた採点表に講師からのコメントを付けて送付されます。

受験までの残り時間をより有意義なものにするために、活用していただければと思います。

現在、基礎中学専攻では、冬期講習の参加を受付中です。入試直前対策として、講座によっては早めに締め切る場合がありますので、お申し込みは早めに!

お申し込み方法はこちらから↓

http://art.kawai-juku.ac.jp/kanto/short/