中学美術コースでは今月、二週に渡って日本画ゼミを行いました。

今回は《箔(はく)》と呼ばれる薄く伸ばした金属の画材を画面全面に貼って、その上に絵を仕上げていきます。

まずは簡単な画材の説明、実演を行い、見様見真似で箔を貼っていきます。

写真を撮り忘れてしまい、お見せできないのが残念ですが、《箔箸》という竹でできたピンセットを上手に使い、箔の上に《あかし紙》と呼ばれる蝋が塗ってある紙にくっつけて、箔を貼っていきます。

今回は、二日間の制作ということで、1日目に箔貼り、2日目に岩絵具と膠(にかわ)を主に使用し、絵の制作を行いました。

細い筆を使って、細かい部分も丁寧に仕上げていきます。

二色の箔を使って、雰囲気のある背景を作ることができました。

今回はこのようにあらかじめ下描き・転写をしてから、絵の具で描いていきました。

箔には様々な種類があり、各々貼り方にも工夫しながら、制作できました。

また、岩絵具のテクスチャーに苦戦しながらも、こだわりを持って描くことができました。

都内には、様々な場所に日本画材店があり、岩絵具などを購入することができます。

沢山の瓶に入った色とりどりの絵具たちは、見ているだけでも面白いので、是非とも一度足を運んでみてくださいね。