河合塾美術研究所 新宿校 授業風景

日本画専攻 の記事一覧

日本画専攻1学期授業風景~動物課題~

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2024年 06月 17日 14:34

こんにちは!日本画専攻です。

今回は動物課題です!

本科専科共にウサギを描きました。

元気なウサギが多く、走り回ったりレンガを乗り越えたりと描く方は難しそうです...。

脱走しそう!

初めて動物を描く人も多く、骨格や動きを捉えるのに苦戦中。

一瞬の形を覚えて描いたり、クロッキーを通して形を身体の中に染み込ませて、今寝ているから足の形はこの形になるはず...など総合的な理解力がいる課題ですね。

講師でも動物を描くのは難しく永遠の課題だと思います。

伊藤若冲ですら動物を理解したのは晩年という程なので、地道に観察あるのみですね。

筆作りワークショップをやりました!

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2024年 06月 13日 17:29

こんにちは。日本画専攻です。

先日、河合塾では特別講師に清晨堂の店主であり筆職人の、阿部悠季さんをお招きして筆作りのワークショップを行いました。

※「筆」と言っても色々と種類はありますが、「清晨堂」では日本画や書、書画などの和筆を主に作られている工房だそうです。

阿部さんの普段のお仕事は筆作りと販売ですが、筆を色々な人にもっと知ってもらう為、各美術大学や美術館などで、講演や講義の活動を精力的にされているそうです。

生徒たちも普段何気なく使っている筆ですが、それを実際に作られている職人さんの説明とあって真剣な面持ちで説明を聞いています。

阿部さんの指導の元、生徒たちが筆先を作っているところ

みんな失敗したくないのでしょうか。真剣な面持ちで手ほどきを受けていますw

筆の毛が崩れないように麻糸でしっかり力をかけて縛っています!

ワークショップ内では、筆にまつわる歴史や開発されてきた経緯などの講義もありました。

普段なかなか知ることが出来ない専門的な内容でしたが、筆の作られてきた用途やその背景を知ること出来たので、

生徒たちとっても大変ためになる内容でした。

材料となる動物の毛(原毛)の資料や古くから保管、記録されている貴重な資料の一部も見せて頂きました!

古来から現代にかけて筆の開発は画家(作家)の意見を取り入れて商品開発をされているそうです。

いろいろな筆があるので、実際に触れ、描き心地を試しています。

普段の生活の中では使う機会が少ない絵筆ですが、その製作過程や歴史に触れることで筆についての様々な要素を知ることができたワークショップでした。

その中でも阿部さんが言われていた「絵描きを支えるための筆作りをしている」という言葉がとても印象的で、その言葉が作り手から絵を描いている生徒たちに届いたことはとても良かったと思いました。

今回は日本画の生徒だけでなく、油絵や工芸の生徒も参加してくれました。こういったゼミがきっかけとなって、日本の職人さんが作る品質の良い筆が様々な人たちに普及していって欲しいです。

河合塾ではこのようなゼミと合わせて受験指導を行っています。

夏期講習や夏イベントの申し込みも開始しておりますので、美術、受験にご興味ある方はぜひご覧ください!

夏期講習の申し込みはこちらから!

日本画課外授業~in 小田原~

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2023年 11月 15日 10:47

こんにちは。日本画専攻本科です。

受験生は日々予備校に通いアトリエで制作する毎日ですが、

普段と違う感性を養いより豊かな絵を創っていけるように二学期には課外授業も行います。

今回は神奈川県の小田原で、地球博物館、小田原城、海と回り、見学やスケッチを行いました。

まずは入生田駅にある地球博物館へ。

駅は小さめなのに駅の向かいにはとても大きく立派な博物館が!

きのこの企画展、剥製、化石、鉱石、昆虫、植物などのさまざまな標本がボリューム満点で見られました。

スケッチも可ということで、気になる標本の前で熱心にスケッチをする学生たち。

ここで一日過ごしてもいいくらい内容の濃い博物館でしたが、次の場所へ向かいます。

小田原駅に戻り小田原城へ。

小田原城の目の前でみんなで昼食をとりました。

ちょうど菊の展覧会が次の日からということで見事な菊も見たり、売店でお団子やアイスを食べたりと

気持ちもリラックスできたようです。

昼食後は小田原城址公園でスケッチするか、海に行くかは多数決で海へ行くことなりました。

海に着くと、まずはやっぱり水を触りたい!

普段は目で見た情報を描くことが多い日本画科の学生たちですが、水の冷たさ、砂の感触、磯の匂いなど

五感で感じる感覚を絵にすることはとても大事なことです。

外に出ないと感じられない体験を課外授業では大切にしています。

みんな、初めは少しはしゃいでいましたが、そのうち黙々とスケッチに取り掛かります。

この日は天気も良く、午後から夕方にかけて空の色がどんどん美しく変化していきました。

持って行った水彩絵具で美しい海の風景を描いている学生が多くみられました。

だいぶ日が落ちてきて薄暗くなる頃、みんなのスケッチを並べてみました。

それぞれの視点が伝わってくるスケッチになっていたと思います。

忙しい受験生ですが、休日などはなるべく新鮮な体験ができると心が豊かになり、

いい絵を描くことにもつながってくると思います。

河合塾の二学期の授業では、感性を磨くことや自分の個性を見つけて弱点を克服することなど、

タイプ別の授業を通じて自分なりの戦略を見つけていきます。

寒くなるにつれて受験モードに入るため、体調管理をしっかりと行い、頑張っていきましょう。

冬期講習も締切講座が出てきますので、早めの申し込みをしてくださいね。

冬期講習の申し込みはこちらから!

KJチャンピオンシップ【日本画】

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2023年 09月 18日 17:49

こんにちは。日本画専攻です。

二学期上旬、河合塾では毎年、自由制作展の「KJチャンピオンシップ」が行われます。

内外問わず自由に見ていただける展覧会です。

日本画専攻では有志学生による自由制作と、本科生が授業で描いた日本画を展示します。

自由制作は平面を始め形式は自由で、立体、漫画、映像など学生が作りたい作品を作ります。それに対し、日本画実習では基本的な日本画材の使い方や、制作の仕方を学ぶため、モチーフのスケッチ→下図作り→転写→骨描き→彩色という流れで制作しました。

日本画は画材の扱いが難しいため、講師が実演しながら一緒に描きました。

スケッチは普段の受験対策での課題と技術的には変わらないのですが、最終的に本画にすることを想定して描くところが普段と少し違います。構図をどうしようか、背景の色が入るので、目立つところ目立たないところをどう作るかなど考え、選びながらスケッチします。

転写や骨描きなどもただ写すのではなく、生き生きした線を意識しながら描いていきます。みんな真剣です!

絵具の溶き方、グラデーション塗り、胡粉の溶き方とレクチャーを挟みながら制作を進めていきます。普段と違った描き心地なのでうまくいく部分といかない部分があったかと思いますが頑張って仕上げていきます。

完成した日本画は自由制作と共に学生たちで協力して飾り付けをし、KJチャンピオンシップで展示しました。KJは内外の人に見てもらえる年に一度の展覧会です。

学生にとっては作品を作るだけでなく、見てもらうことを経験できる貴重な機会です。大学に入った後どのように勉強していくのかを準備を通して体験できたと思います。

展示の一日目には日本画専攻内の講評がありました。

自由制作を展示した人は、自分の作品の前で作品の紹介をしました。これも大学の授業の講評で毎回行うので、緊張もあったかと思いますが良い経験になりました。

KJチャンピオンシップで自由制作、日本画、自画像を展示し、内外の人に見てもらうことができました。作品は自分の描きたい(作りたい)気持ちが一番大切ですが、人に見てもらうこともとても大事です。今回の経験を今後の制作に活かしてほしいと思います。

日本画専攻「芸大二次再現行いました」

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2023年 04月 15日 12:39

こんにちは日本画専攻です。
今回は2022年度の芸大二次試験の再現課題をご紹介します。

河合塾では、春期講習で今年芸大に合格した学生たちの再現デモストを行いました。



今年の二次試験では、ヒバ、アセビの枝葉、りんご、アボカド、クレヨン、紙、薪などが出ました。
クレヨンで紙に描画を入れる指定もあり、描ける力だけでなく、その人の意図や世界観を見られるところもありました。



今回デモストをしてくれた5名は構成が皆違い、それぞれのねらいや個性がしっかりと出ていました。




そして完成度の高さも重要です。試験では1人1セットモチーフが渡されるので、最後のツメではモチーフを持って良く観察して描くくらいの描写が求められます。
      


講評では合格者の皆さんに普段どのように過ごしてきたか、試験の時の状況、自分がなぜ合格したと思うか、など話していただきました。「試験で楽しく描けますように」と神社へお参りに行った、などの話も出ており、今の時期だからこそ聞けるリアルな話に受講生たちは熱心に耳を傾けていました。



春から始める皆さん、河合塾の講師一同応援していますので共に学んでいきましょう!

日本画専攻 東京藝術大学合格速報‼︎

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2023年 03月 15日 14:49

東京藝術大学の日本画の23年度入試合格結果が出ました!

定員25名中、最終合格9名(現役生は2名合格)となりました!!

※講習会生を含む

今年に関してもコロナの影響がありましたので、受験生の皆さん、そして保護者の方々も入試対策や私生活の中で苦労された部分が多かったと思います、、、

そういった中、志望大学に合格した皆さん、一年間の努力が実り、本当に良かったですね。

おめでとうございます!!

惜しくも結果が出なかった人達は本当に残念ですが、、、この悔しさをバネに、来年度こそ必ず第一志望に合格する為に、強い気持ちで進みましょう!

河合塾では春期講習など新シーズンに向けての受験サポートの為のイベントを各種ご用意しております。

★春期講習のお申込みはこちらから

★各種無料イベントの詳細はこちらから

日本画:自己ベスト着彩

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2022年 12月 12日 16:26

こんにちは、日本画本科です。
12月に入り、受験シーズンも近づいてきました。
二学期ではいつもより長い制作時間の課題も行っています。
しっかりと描き切った作品をこの時期に出すのは大切なことです。
そして冬期、直前で試験に合わせたペース配分を考え、また完成度の高い作品に仕上げていきます。



今回は各講師が考えた様々なテーマのモチーフを描きました。
西洋画のような籠に入った果物の静物や、生きているインコを画面の静物と組み合わせて絵にするなど普段と少し変わった課題の卓もありました。

動物などは大学に入ってからも描くことがあると思いますが、大体は別の場所で取材したものを自分の絵に配置するというもので、直接対象を見ながら本画を描くことはできないことが多いです。
なので絵の中に動物を登場させる場合は、鳥の場合はどのように留まるか、重心はどうなるか、首はどう傾げるのかなど良く観察する必要があります。



また、今回の着彩では背景付きの絵を制作している人もいました。
普段の静物着彩では背景は描かず紙の地にする場合が多いですが、モチーフと背景とのやり取りは背景に色を入れた方が意識できます。
広い面積を綺麗に塗る技術も必要ですし、背景に対してモチーフがどのように見えているかを見ていく力も必要です。


各卓それぞれのテーマのモチーフをしっかり描き上げたことでできたこと、これから課題になってくることも明確になったと思います。分かったことをしっかりと整理して冬期、直前とがんばっていきましょう!



「日本画制作実習」

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2022年 09月 27日 15:03

こんにちは。日本画本科です。

河合塾日本画専攻では2学期のはじめに日本画制作を行いました。

「日本画科」と言っても入試段階までは日本画材はほぼ扱いません。大学に入学してから初めて日本画材に触れる人も少なくありません。

河合塾では大学に入ってからの学びも意識して日本画材、岩絵具を使った制作も授業に取り入れています。

日本画制作では岩絵具の基本的な描き方を学びます。モチーフをスケッチし、そのスケッチを元に岩絵具で本画を制作します。

今回は白いグラジオラスを描きました。









普段の静物着彩でも花の良い形にこだわろうなどアドバイスされることが多いですが、なぜそれが必要なのかは本画を描いてみると分かります。

日本画は立体表現より平面的に適しています。なのでシルエット等、形の良さで絵のクオリティがだいぶ変わってきます。


そして画面構成、配置によっても絵の見やすさが左右されるのでとても重要です。

モチーフは皆同じでも配置の仕方、花と葉のバランスなどでその人のねらい、個性が出ます。


岩絵具は透明水彩と比べると粒子感があるので普段描いている通りにいかないところもあります。使いこなすまではまだまだ時間がかかりますが、みんな意欲的に制作していました。

















日本画作品は塾全体の展覧会、KJチャンピオンシップに出品し、内外の方に観ていただきました。

KJでは日本画科は有志で自由画制作も出品しており、その飾りつけは出品者も出品者ではない人もみんなで協力して行いました。

自由画を出品しなかった人も大学に入って展示をする時はどのようにするものなのかなど体験できて良かったと思います。

















基礎を固める1学期、そして制作をより深めていく2学期、様々な学びを取り入れ、制作に繋げていきましょう。

日本画本科:たけのこ着彩

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2022年 04月 29日 15:19

こんにちは。日本画本科です。


新年度も始まり、まずはデッサンの描き出し特訓、静物デッサンでものの捉え方を勉強しました。そして今年度の最初の着彩は「筍」です。




筍は今が旬です。
山に生えている根付きのものが手に入ったので、生徒たちは地下茎からどのように生えているのかなどよく観察してから着彩のメインモチーフにして描きました。






根を落とそうとノコギリで切るのも一苦労。3人がかりでやっとです。





大きな筍なので勢いや大きさ、重さが出るような構図を考えます。
双子の筍はせっかくなのでつながったまま描くことにしました。



先端の方の黒っぽい色味のところはよく見ると茶色い産毛のようになっているし、根元の方は根の生え方など、筍には描きどころがたくさんあります。





春の花の山吹と合わせたり、掘りたての雰囲気が出るようシャベルや土などを入れたりして、それぞれ春の匂い漂う力強い着彩が完成しました!






 

 


河合塾では絵を描くだけではなく、モチーフの成り立ちに触れ、表現することを一年を通じて勉強します。
受験に留まらず、絵を描く本質を学んでいきましょう!

日本画専攻 東京藝術大学合格速報 ‼︎

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2022年 03月 15日 12:22

東京藝術大学の日本画の22年度入試合格結果が出ました!

定員25名中、最終合格7名(内部生のみ・講習会生含まず)となりました!!




今年もコロナの影響は引き続きありましたので、受験生の皆さん、そして保護者の方々も入試対策や生活の中で苦労された部分が多かったと思います、、、

そういった中、志望大学に合格した皆さん、一年間の努力が実り、本当に良かったですね。
おめでとうございます!!

惜しくも結果が出なかった人達は本当に残念ですが、、、この悔しさをバネに、来年度こそ必ず第一志望に合格する為に、強い気持ちで進みましょう!


河合塾では春期講習など新シーズンに向けての受験サポートの為のイベントを各種ご用意しておりおますので、よろしくお願いします。

・春期各イベント(石膏デッサンゼミ・着彩ゼミ)

http://art.kawai-juku.ac.jp/kanto/news/event_detail.html#003

・講習会
http://art.kawai-juku.ac.jp/kanto/short/