こんにちは。日本画専攻主任のかわなです。
新型コロナウィルスの影響による長い自粛期間が過ぎ、ようやく予備校に通って制作ができるようになりました。
河合塾でもみなさんの健康と安全を第一に考え、様々な措置を取っていますが、マスクの着用や手洗い、アルコール消毒など基本的なことを大切にしてください。
二週間目が始まって、体力が落ちていることに気がつき少し疲れも出てきているころかもしれません。
無理のない範囲で、家でストレッチや運動も心がけましょう。
河合塾では4月5月はアトリエでの授業は行っていませんでしたが、入塾手続きが完了した人には4月から自宅課題として様々な課題と講評を行ってきました。(4月5月の授業料は全て返金手続き中です)
まだお互いがわからない中での制作や講評だったため、どういうことを言っているんだろう?と思うこともあったと思います。
河合塾では生徒と講師のコミュニケーションをとても大切にしていますが、やはりまだまだ取れていませんよね。これから、一緒に頑張る生徒や講師とも沢山話していきましょう!この二ヶ月間考えていたことや、不安などなんでも相談してくださいね。
●日本画専攻本科の授業紹介●
授業開始では毎年恒例でもある基礎を確認する授業からです。
授業日数が足りないからと言って、基本をしっかりと確認すること、各自の表現の幅を増やす課題はなくしません。
みなさんに受験期でつけてほしい力は、見せかけの上手さなんかではないのです。
まずはソーシャルディスタンスを保ちつつ、少し座学。
自宅課題の最後の2課題を直接講評しました。
そのあと、道具の確認レクチャーでは道具の使い方の大切なコツやポイントを話していきます。
(写真:自宅課題の講評)
(写真:道具の説明)
この週はデッサンの確認から行いました。
鉛筆の削り方、使い方から道具をチェック。経験者でも基礎の確認はとても大切です。
そしてそれを踏まえての制作は、久しぶりの石膏ですよね!みなさん新鮮な目で描けたでしょうか?
本来であれば、今年の6月第1週の週末は「東京芸大一次試験の実技模試」があったのですが、中止となりました。
せっかく空いた2日間なので、特別授業を入れましたよ!
スケッチレクチャーと、ガイダンスとして講師と生徒の自己紹介等を行う1日。
今回は作家でもある講師3名が自分のスケッチを持って、いろんな話をしました。制作のために大事にしていることや制作過程。人によって観ることや、切り取るものが違っていて面白いですよね。各講師の沢山のスケッチも見られて、とても刺激を受けたと思います。
(写真:スケッチレクチャー)
もう1日は、モチーフを自分たちで作る課題。昨年も苔玉作りや布を染色する授業を行い、後日の制作で描きました。
今年は去年とは違う色も使った染物を行いました。
サイカチという実や、玉ねぎの皮、笹の葉など。この話は後日また改めてお話しします!
(写真:染物授業の様子、染めた布の色)
一学期は短い分あっという間に過ぎてしまうかもしれませんが、まずは一歩一歩を丁寧に。
慌てず焦らず丁寧に。一緒に取り組んでいきましょう!