こんにちは、基礎専攻高1・2です!
2月24日(土)に、「高1・2デッサンコンクール」(新宿校・名古屋校合同石膏デッサン)の講評会を行いました。参加枚数は、一般生の方も含め、全部で167枚!
1月の、両校での実施後、名古屋校に作品を送り合同採点して上位ベスト20点を選出。その後、まず名古屋校で講評し、続いて今回、新宿校での講評でした。両校の講師が新宿と名古屋を行き来しての、掛け合いの合同講評は、河合塾ならでは!
出題は、高1・2としては難易度が高い「ヘルメス」です。頭部の髪の部分が細かく複雑な一方で、胸部のノッペリとした捉えどころのない形状が両極端。また、木炭紙の比率に構図を収めづらい像で、「デッサン」がわかっていないと描けない像です。
写真左、上下のトップの2点は、頭部の細かいところを大きく、逆に、胸部の捉えどころのないところもしっかり形の変化を見ており、「大人」なデッサンに仕上がりました。また、重要なのに見落としがちな首も、抜かりなく捉えていますね。
上位者の表彰も行われました!コンクールでは、「構図」「印象」「形態感」など、規定がクリアできないとマイナスになり、それが点数に反映されますが、大事なことは、「トーンの観察は誰にも負けない」など、対象を見る際に自分が重視していることを失わず、全体のバランスを考えてほしいというところ。
ただ欠点のみを直していると、「上手いけれど魅力のない」デッサンになってしまいます。そこが難しいところですね。いま、基礎総合コース生は、「修了制作」として、時間をかけて自身のテーマを深め、表現する課題に取り組んでいます。
大切なのは、将来、デザイナーやアーティストとして羽ばたくこと。「石膏デッサンのための石膏デッサン」にならないよう、自身の表現と石膏デッサンを結びつけていきましょう!がんばって!
河合塾美術研究所・新宿校は、コースや曜日選択の自由度が高く、曜日によっては、1クラスは少数で、きめ細かいアドバイスが特徴です。しかし、今回のような姉妹校合同のイベントでは、大規模な作品数で評価を行い、全国レベルの競争も行います。
この春は、これから美術系の進路をお考えの皆さまに最適なイベントをご用意しています。ウェブサイトをご参照ください。
http://art.kawai-juku.ac.jp/kanto/news/event.html