2020年01月 の記事一覧
高1・2デッサンコンクール
こんにちは、基礎専攻です。
1月19日(日)に、「高1・2デッサンコンクール」(新宿校・名古屋校合同)を行いました。
今回の出題はマルス!入試でも定番、超基本の石膏像です。石膏像の中でも屈指のイケメン。今回は胸像ですが、動きがよくわかるので全身像もぜひ調べてください。ポーズを真似してみると、胸像の状態ではわかりづらい動きが理解できると思います。
場所はくじ引きで決めます。正面や2列目は少し難しく感じるかもしれませんが、横位置にない魅力が沢山の位置でもあります。普段から練習しておきたいところ。
制作時間終了です。お疲れ様でした!
制作終了後は、河合塾看板講師2名による、石膏デッサンのデモンストレーションを見学しました。制作手順はもちろん、確認の頻度や道具の扱いなどにも注目です。
そしてデモストの間、下の部屋では採点が行われていました。
部屋の壁いっぱいに作品が並んでいます。たくさんの作品の中での自分の作品の印象、どんな感じでしょうか?
今回上位だった作品はこちら。全体的に描写技術の高い作品が多く、見応えがありました。そのぶん、細かい順位付けの際には「形が合っているか」、「表現が浅くないか」といった点について、かなりシビアなチェックがありました。採点側も真剣です!
専攻も学年も様々、経験値の差もありますが、熱意ある作品が沢山生まれました!いつもと違う緊張感の中、集中して良い制作ができたように感じます。
石膏デッサンというとどうしても入試のイメージが強いですが、今の時期一番大切にして欲しいのは、自分が興味や関心を持ったことを失わない、ということ。
光が綺麗だと感じた、部屋の雰囲気がこう見えた、立体を描くのが面白かった、等どんな些細なことであっても、作者の視点や考えが伝わる作品は魅力的です。ただ欠点だけを直して「試験のためだけのデッサン」にならないよう、自分の強みや感性を大切に、試験をクリアしたその先を見据えて勉強していきましょう。
河合塾美術研究所新宿校では、自由度の高いコース選択ときめ細やかなアドバイスで、高校1、2年生の皆さんをサポートしています。直前講習がスタートして校舎も一段と活気付いてきましたが、基礎専攻でも年間のまとめに入ろうとしています。年度末には修了作品展も予定していますので、お楽しみに!
直近では、2/9(日)に、無料体験講座+進学説明会が開催されます!また基礎専攻では、水曜・日曜以外での無料体験入塾(授業参加)を受け付けています!ぜひ校舎に電話 0120-327-414 までお願いします!
https://www.kawai-juku.ac.jp/event/list/dtl0000013243
日本画本科:3学期の授業紹介
こんにちは、日本画です。
年明けの冬期講習を終え、センター試験前までの短い期間ですが、3学期の通常授業を行いました。
この週は河合塾自慢の豪華なモチーフの1人1卓の着彩や、名古屋校と合同でのコンクール課題も盛り込まれた密度の高い週になっています。
1人1卓の着彩では、様々な材質のモチーフが出されました。そして形が変えられたり加工のできるものもあるので、モチーフらしさを伝えやすいセッティングにしたり、空間的に見せやすくしたりなど、構成を考える課題になりました。
そして1人1卓でのこの豪華な花。K先生自ら農家さんまで買いに行ってくれました!金魚草ってこんな大きな花なんですね。地面から生えている姿を見ると切り花で見た時とまた違った印象ですね。
また近年の入試では数を増やす、絵を入れるなどの想定課題も出題されることが増えてきました。素直に見て描くだけでなく、考えること、創造することも見られているということです。
今回の着彩では「1つのりんごを2つ以上入れなさい」という指定がありました。
画面上で2ヶ所以上に置かれたりんごを卓台では1つしかない状態ですから、見比べができない分、観察力がより必要になります。
みんな序盤は構図に悩んだり、慎重になったりでゆっくりめのペースでしたが、2日目の午後くらいには少しスピードが上がってきました。
もう少し前半の仕事を改善できるとより完成度の高い作品になると思います。
また、この週は河合塾名古屋校との合同でコンクールを行いました。入試前最後のコンクールです。
パジャントのデッサン、そして菊などの静物着彩です。
採点は新宿校の講師と名古屋校の講師で行いました。
両校合わせるとかなりの枚数です。
本番の試験のような緊張感ですね。
自分の絵が合格ラインなのかどうか、とても気になると思いますが、結果が良かった人もあまりふるわなかった人も、自分の絵をさらに一歩良くできるよう、課題が明確になるといいですね。
センター試験も終わり、ついに直前講習に突入です。体調管理にも気をつけて最後までがんばりましょう!