油絵科です!
だんだんあたたかい日も増えてきて、桜も咲き始めました。春ですね。
この1年戦ってきたみなさんお疲れ様でした。
河合塾では次年度に向けて、春期講習が始まります!


油絵科では3/17(日)「君はどこを見ているのか--視点の確認--」と題して、公開授業を行いました。
スケッチブックでのドローイングをメインに、木炭紙での制作を通して "自分の視点を探す" ことに重きを置いた課題です。


モチーフはこちら











教室全体にモチーフが散っているので全てを見せるのが難しいのですが、プラスチックの波板・水の入ったガラス器・石膏像などが床に直接バラバラに置かれています。
油絵科の入試では、モチーフが台の上に置かれているとは限りません。
これまで学校の美術室などで制作していた現役生のみなさんは、この状況に戸惑ってしまうのではないでしょうか?


油絵科では基礎的なデッサン力はもちろんですが、受験生一人一人がどの様な視点・興味を持って制作に取り組んでいるかという事がとても重要になってきます。
多摩美・武蔵美・東京芸大などの主要な美術系大学に共通してこういった課題が出題されているので、しっかり対策していく必要がありますね。


今回参加してくれたのはみんな新3年生でした。
聞いてみると、こういった課題はやったことが無いようです。
自分が面白いな、きれいだなと思ったことを大切に、どんどん自分で動いてスケッチやドローイングして欲しいと話をし、制作が始まりました。







どうしていいか分からず手が止まってしまうかと思いきや、みんなイーゼルも立てずにどんどんスケッチブックに描き始めました。
戸惑いながらも、手探りで自分の興味を探っていきます。


モチーフに手を加える事も可としたので、ガラス器の水にインクを垂らしてみる人、ビー玉を散らしたりコップに詰めてみたり、色々試していて素晴らしい!












途中お昼休憩や面談も挟みながら、9:30~16:50ごろまで全員楽しそうに制作していました。









講評は先輩のスケッチブックやドローイングを見ながら行いました。
みんなここから1年、この調子で好奇心と度胸を持って制作に励んでもらいたいですね!



体験授業やイベント、春期講習などいつでもお待ちしています。何か不安な事など相談だけでも大丈夫ですので、河合塾美術研究所に遊びにきてくれたら嬉しいです~