暑い日が続きますね。河合塾日本画専攻の講習会もみんな熱くがんばっています!

4ターム、夏期講習も後半戦です。芸大コースと、課題別集中コースという私大の課題を中心としたコースに分かれて取り組みます。

芸大コースは、4ターム最後の2日間は少し変わった課題の着彩です。
1人1セットモチーフを渡し、両手と構成して着彩します。芸大の二次試験は静物着彩が多く出題されていますが、たまに静物でない課題が出題されることがあります。

今回は植物などと手の構成です。

課題文は「モチーフを持った両手を二日間で着彩写生しなさい。」

・モチーフは1人1セット
・ジョッキはモチーフではありません
・モチーフは置いても構いません



「手に持つ」という指示がありますが、植物を持つ手と、紙風船を持つ手ではだいぶ持ち方が変わりますし、モチーフを置いたりもできるので出来上がる絵のバリエーションは豊富になりました。




「持つ」という行為をただ写すだけではなく、画面に入れた時の、形やリズム感の美しさを考えて制作することが大切です。

また、「手に持って描く」というのはモチーフを近くで見られるということなので、いつもよりもさらに精度のある描写が求められます。






課題別集中コースは多摩美、武蔵美対策のデッサンと武蔵美系の着彩です。
私大の課題は芸大の課題よりも、制作時間が短いのでいかに早く自分のイメージする画面を作れるかが大切になってきます。
アクリル絵具やペインティングナイフ、ローラーなどあまり普段使わない道具も使ってみます。
それぞれの感性で画面が作れていますが、モチーフの実感にせまった描写ができるとさらに良くなるでしょう。





夏期講習はまだまだ続きます。一枚一枚ねらいや目標を持って取り組み、充実した夏にして下さい!