こんにちは。日本画専攻です。
前回に続き河合塾日本画専攻の1学期授業での少し特殊な課題を6月の授業からピックアップします。
まずはモチーフ作り課題!生徒自身の手でモチーフを制作し、作ったモチーフを絵に描くという課題を毎年行っています。講師が創意工夫し、毎年様々なものに挑戦しています。
今年のモチーフ作りは「鳥の巣箱」。
木材をのこぎりでカットし、釘を打つ。と言うと簡単に聞こえますが、実際作ってみると、シンプルに思えるものでも色々な作業があり、工程も複雑ですよね。のこぎりやクランプの使い方も、知ると効率がぐっと上がります。
道具の使い方や作業工程をレクチャー
道具を使いこなすために、自分の体の動きを意識することも大切です。
止まり木の選び方で個性が色々出てきます。あとは塗装を施して完成です!
この日作った鳥の巣箱は、後日モチーフとして描きます。その様子はまた後日お伝えしますね。
そして6月は毎年恒例の公開コンクールが行われます。年2回行われる東京芸大の試験形式での模試となります。実際の試験と同じ形式・基準で審査します。
6月は一次模試にあたる鉛筆素描課題。
70名以上の学生が、12時間での石膏デッサン(ヘルメス)に挑戦しました。
模試一日目は9時半〜19時まで(1時間半休憩)
二日目は9時半〜13時半まで制作し、審査となります。
16時半からは講評会。一枚一枚丁寧に講評します。普段は知らない人の絵と、自分の絵を並べてみる機会はなかなかないので、こういう日にいろいろな見方を発見できると良いですね。
講評は19時過ぎまで行われました。2日間の夜まで及ぶ長丁場、受講生のみなさんお疲れ様でした!
日本画の二次模試着彩課題は10月予定です。奮ってご参加ください。模試の日には面談も随時行っております。外部の方もいつでもご相談ください。
模試は芸大合格基準で厳しく審査していますが、とはいえまだ6月。結果が出た人は、今後さらに上を目指して、結果が振るわなかった人も焦らず、一歩一歩着実にできることを増やしていければ、実際の試験には十分間に合います。
あくまで模擬試験なので、結果そのものよりも、次の自身の課題を見つけられるように利用してもらいたいなと思います。
夏期講習も申し込みが始まっています。
タームごとで申し込めるので希望の日時・課題を選んでいただけます。現役芸大生によるデモストがある課題もあります。受験に向けて具体的な対策が立てられる課題となっています。ただしタームごとに定員に達し次第締め切りとなります。お申し込みはお早めに!↓
夏期講習の申し込みはこちらから!↓
http://art.kawai-juku.ac.jp/kanto/short/ppl/