みなさま、ごきげんうるわしゅう。
カワイセンタン、文字だけブログpart2、前回の予告通り、今回も文字だけでお届けいたします。
今回のメインテーマは「東京芸大の入試説明会について思うこと」。
けれどその前に、河合塾美術研究所先端芸術表現専攻からのお知らせをひとつ。
!!!「本科」と「専科」の無料入塾体験があります!!!
・本科の体験授業について
日程:6月3日(日)〜6月5日(火)
時間:6月3日は9:30〜18:00、その他の日は9:30〜16:30
内容:「作品構想演習」(ようするに「個人資料ファイル」のための作品制作ね)
• 専科の体験授業について
日程:6月3日(日)
時間:9:30〜18:00
内容:「作品制作演習」(短時間集中の作品制作体験ね)
どちらの授業体験も、「全部の時間帯に出るのむり!」の場合は融通がききますのでご相談ください。
この「無料入塾体験」、短い時間でいったいなにができるの? そうお考えになる人もいらっしゃるでしょうね。
そういう方には、フィッツジェラルドという小説家の短編「失われた3時間」をおすすめします(村上春樹訳ね)。
飛行機の乗り換えの3時間、ふと立ち寄った思い出の町、恋の記憶、その人との思わぬ再会、そして・・・わずか3時間でなにが起こったか。(という話だったと思うのですが、まちがっていたらごめんなさい。ぜひ作品をお読みになって。)
つまりは3時間あれば人生は大きく変わるということです。
9時間あれば、3日間もあれば、なにかが変わる、あなたが望めば。
以上、河合塾美術研究所先端芸術表現専攻、初夏の「無料入塾体験」のお知らせでした!
さてメインテーマ。
来月6月24日(日)に開催される東京芸術大学・美術学部入試説明会について思うこと。 → 詳しくは東京芸大の入試情報サイトをチェック!
毎年、入試説明会に行くと、拍子抜けするんですよね。「そんなの知ってるよ!」という情報ばかりで、聞きたいことを教えてくださらない。
たとえば「センター試験の得点率」。何割取れば有利なの?
学校側の回答は「合否の参考にします」ということのみで、何割とれば有利になるとかは、口が裂けてもおっしゃらない。
また「個人資料ファイルのページ規定」。答えはいつも「20ページ以内です。守ってください。」 えっ? えーっ!!
そして、参考作品として紹介される「デッサン」や「総合実技」の作品。(小論文や個人資料ファイルは、去年は、絵画棟1階のアートスペースに展示されてましたね。)なるほど、そういう作品を評価するのね、と思いつつ、受かっているのはその系統だけではないよな、という印象。
なにが言いたいかというとですね、入試説明会で示される内容と、実際の受験生たちがしていて合格していることが、決してイコールではない、という印象なんです。
大学側の公式見解ですから、あまり下手なことは言えないのはわかっています。とはいっても、「公式見解なのだから、それが正しい、それ以外はだめ」と思い込んでしまう人もいるかもしれないなあと、ちょっと心配してしまうのですね。
みなさん、試験であっても、どきどき、わくわくして臨みたいですよね。
大学の先生たちも、どんな新しい才能と出会えるか、どきどき、わくわく、楽しみにしているんじゃないかと(勝手に)思ってます。
現代アートは、いろいろな決まりごとに立ち向かって、表現のあり方を変えようとしてきたという歴史があります。
カワイセンタンは、試験でも、その心意気を大事にしたい。
試験に自分を合わせようと気にしすぎて萎縮しないでほしい。
試験で課せられているものを通して、自分の表現を解放してほしい。
今回も文字だけで長々とごめんなさい。
最後までお読みいただいた方、ありがとう。
試験は、たかが試験だけれど、人生の大事な分岐点になることもあります。
だからこそ、思いっきりやりたいですね。
カワイセンタン文字だけブログ、またいつかお会いしましょう。