河合塾油絵専攻では名古屋での愛知県芸模試・東京芸大模試と続きますが、ここである方からのメッセージが届いています。

こちらの方からです!



油絵専攻の皆さん、こんにちは。福沢諭吉です。
皆さんは「時は金なり」という諺(ことわざ)を知っていますか?
「時間は有限でお金ぐらい貴重な価値があるよ」と教えてくれている諺ですが、今回は普段あまり意識できていない考え方の紹介をさせていただきます。

ちょっと下衆に聞こえる質問ではありますが、先に書いた貴重な時間を皆さんはいくら買っていますか?金銭のやり取りで手に入れる商品、またはサービスはそのどれもが目的までの手間を省くものです。つまりは「時間」を買っています。どういうことか少し例に挙げてみましょう。

・素晴らしいご馳走が食べたい。下拵えや材料を調達する時間はないし、技量だって足りてはいないのでレビュー評価の高いレストランへ行きます。

・観光地を旅行しているのだが体力が足りない、、。滞在日数が少なくても端から端まで見て回りたいからタクシーや観光バスを使います。

・交通量調査。冬は寒いし夏は暑くて大変。なのでお金を使ってバイトを雇います。
(他にも様々な理由はありますが、、、)


私たちはお金を使って、本来かかるはずの時間を別の作業にまわせるのです。

油絵専攻の皆さんは決して安くない金額の画材を購入されているはず。その金額に見合ったパフォーマンスを購入した画材で出せていますか?
現状満足できない制作が続いている人は一度見直してみてください。良い性能ではあるが自分の作風に合っていない速乾剤や筆などetc。その分必要な画材を少なく仕入れているから減る試行回数と完成度。何が多くて何が足りないのか道具箱の中を適正金額に調整してみましょう。
正しくお金を使えれば、皆さんが本来到達できる作品の完成度はその先にあるはずです。

そんな考え方もアリだと今回は紹介させていただきました。
普段意識していないことを取り入れれば見えてくる光明もあるはずです。

頑張る画学生を諭吉は応援しています。


以上が福沢諭吉さんからのメッセージでした。
皆さんも是非、お近くの画材屋で検分してみてはいかがでしょうか。