こんにちは!基礎専攻です。
7月16日(日)に「高1・2デッサンコンクール」(名古屋校・新宿校合同)を開催しました。
今回、用意されたモチーフは「トレーシングペーパー」で、
「モチーフと自分の手を自由に構成してデッサンしなさい」という出題でした!
「美大受験といえば石膏」というイメージもありますが、実は手も頻出のモチーフです。
いつも身近にある割に描いてみると中々難しく、
「毎日見ているようで、全然理解していなかったんだな・・・」と愕然とした思い出が私にもあります。
構成という事なので手の形・紙の形は自分の好きなように自由自在に調整配置する事ができます。
しかしその分、石膏デッサンや静物デッサンと比べると
「こういう作品にしたい!」「ここを見せたい!」という明確な意思や狙いがより大切になってきます。
3時間はあっという間に流れ、制作終了です!!!
みなさん制作お疲れ様でした。
制作終了後は別室に移動し、河合塾人気講師による手の構成デッサンのデモンストレーションを見学しました。
制作にあたっての注意点や道具の使い方・コツなどを解説しながら目の前で描いていきます。
なかなか無い貴重な機会ですよ!
講師が描いている手元が全員に見えるよう、カメラで制作の様子を撮影しリアルタイムでスクリーンに投影しました。
これなら細部も見やすいですね!!
その後、待ちに待った順位発表です!!
新宿校・名古屋校・一般受講生、総勢82枚もの作品が一つの部屋に並びます。すごい迫力でした。
プロポーションや光の印象、構図や形態感など様々な観点から採点を行い、講師同士で話し合いながら順位を決定しました。
今回のコンクールでの上位作品はこちらです!!
どれも完成度が高いですね!!
描写力が優れている作品だけでなく、構成が考えられている作品や狙いが面白い作品など様々なタイプが並びました。
新宿会場の上位三人には表彰状と賞品が手渡されました。
おめでとうございます!
その後一人一人の個別講評に移ります。
丁寧に良かった所・残念だった所を解説し、今後の為のアドバイスをしていきます。
美大受験を目指す同世代がこれだけ一堂に集まる機会は中々ありません。
自分のものだけではなく、他の人の作品や講評もしっかり見て聞いて、より良いところを吸収してきましょう!!
長時間にわたるコンクールでしたが、皆さんしっかりと集中し制作をしていて緊張感のある良いコンクールになりました。
この経験をこれからの制作に活かして頑張ってください!
・・・これで終わりではありません!
河合塾美術研究所新宿校ではコンクール終了後、参加者の皆さんにカルテをお送りしています。
カルテには作品の写真・評価ランク・講師からの講評・現在の実力を表したグラフが掲載されており、自己分析にはもってこいです。
コンクールから二週間ほどでご自宅に届く予定ですので、参加者の皆さんはお楽しみに!
そろそろ夏期講習も本格的に始動です!酷暑に負けず、制作を頑張ってください!
以上、基礎専攻でした。