2022年10月 の記事一覧
粘土で動物!(中学美術)
2022年 10月 24日 19:27
今回は各自好きな動物を選んで、画像などの資料から立体作品を作ってもらいました。
言葉にすると簡単そうですが、平面的なイメージから立体にすることは、普段のデッサンとは違った捉え方が必要になります。
特に動物の写真は"顔"がメイン撮られることも多いので、背中やお尻、足元など、マイナーな部分ほど資料がなくて作るのが難しい!
とはいえネットで検索すれば結構見つかります。
なるべく色々な角度で見れる資料があると全体をイメージしやすいですね。
立ち上がって色んな角度から見てくれています。画像だけでなく、自分が作っているものに対しての視点も増やしていけるのは素晴らしいですね!
こちらは完成品。シャチ!
色付けにも挑戦してくれました。ベースがしっかりしているので、色が加わることで説得力がでてきますね。
今回使用しているのは紙粘土なので、粘土が乾けば水彩絵の具でもガッツリ色をつけていけます。
こちらはリクガメ!
今にもあるき出しそうな雰囲気がありますね〜
床との接地面をよく観察して作ってくれています。
立体作品に取り組んだことで、普段は意識していないものの見方に気づけたのではないでしょうか!
そろそろ11月ですね。
段々と寒くなってきましたし、是非とも身体を動かして、色々な角度からモチーフを観察してください〜
【油絵専攻】ビッグな方?からのメッセージ!
河合塾油絵専攻では名古屋での愛知県芸模試・東京芸大模試と続きますが、ここである方からのメッセージが届いています。
こちらの方からです!
油絵専攻の皆さん、こんにちは。福沢諭吉です。
皆さんは「時は金なり」という諺(ことわざ)を知っていますか?
「時間は有限でお金ぐらい貴重な価値があるよ」と教えてくれている諺ですが、今回は普段あまり意識できていない考え方の紹介をさせていただきます。
ちょっと下衆に聞こえる質問ではありますが、先に書いた貴重な時間を皆さんはいくら買っていますか?金銭のやり取りで手に入れる商品、またはサービスはそのどれもが目的までの手間を省くものです。つまりは「時間」を買っています。どういうことか少し例に挙げてみましょう。
・素晴らしいご馳走が食べたい。下拵えや材料を調達する時間はないし、技量だって足りてはいないのでレビュー評価の高いレストランへ行きます。
・観光地を旅行しているのだが体力が足りない、、。滞在日数が少なくても端から端まで見て回りたいからタクシーや観光バスを使います。
・交通量調査。冬は寒いし夏は暑くて大変。なのでお金を使ってバイトを雇います。
(他にも様々な理由はありますが、、、)
私たちはお金を使って、本来かかるはずの時間を別の作業にまわせるのです。
油絵専攻の皆さんは決して安くない金額の画材を購入されているはず。その金額に見合ったパフォーマンスを購入した画材で出せていますか?
現状満足できない制作が続いている人は一度見直してみてください。良い性能ではあるが自分の作風に合っていない速乾剤や筆などetc。その分必要な画材を少なく仕入れているから減る試行回数と完成度。何が多くて何が足りないのか道具箱の中を適正金額に調整してみましょう。
正しくお金を使えれば、皆さんが本来到達できる作品の完成度はその先にあるはずです。
そんな考え方もアリだと今回は紹介させていただきました。
普段意識していないことを取り入れれば見えてくる光明もあるはずです。
頑張る画学生を諭吉は応援しています。
以上が福沢諭吉さんからのメッセージでした。
皆さんも是非、お近くの画材屋で検分してみてはいかがでしょうか。
芸術の秋。
中学美術コースは美術館に行き、
「本物の油絵作品を見てから、油絵を描いてみよう!」
という授業をおこないました。
河合塾美術研究所から一番近い美術館は、SOMPO美術館です。
早歩きで6分ぐらいのところにあり、中学生は学生証提示にて企画展も無料です。
ものすごくお得です。
都内でも中学生は入館無料の美術館がたくさんあります。
ちょうどそのお年頃は興味のない作品かもしれませんが、素通りでもよいのです。
とにかく、本物にふれる機会を増やしてほしいですね。
学校・塾・ご近所など身近にある美術館に通って、あなただけのお気に入り作品を見つけるのもよいでしょう。
さて鑑賞当日のお話にもどりましょう。
企画展示は印象派あたりの作品が多く来ていました。
油絵というイメージがわかりやすい作品群でした。
そして、所蔵されている常設展示ゴッホの「ひまわり」はフラッシュなしで、撮影オッケー‼
ふとっぱらですね。
作品数もちょうどよいものでした。
翌週、油絵を制作しました。
キャンバスも数種類から選び、絵の具・筆・溶き油などこちらで支給し、簡単なレクチャーをしてから制作しました。
3時間弱で終われるのか?心配していましたが、全員サインまで入れて完成しました。
学校行事等でお休みの学生も多数いましたが、またいつか、どこかのタイミングで油絵体験をできればと思っています。
次回の授業では彫刻の講師指導にて、立体動物制作です。
楽しみですね。