基礎高1・2専攻 の記事一覧
基礎専攻1学期前半のいろいろ〜その1
光の話から細密デッサンまで!
新学期が始まり、2ヶ月が過ぎました、1学期前半の基礎専攻を紹介します!
スタートは基本の基本、光と陰影の課題です。
光と陰影のレクチャーのあと、木炭デッサンに取り組みました。
基礎専攻では、まずは木炭を使って大きなトーンを捉えることから始まります。
課題をよく理解した作品です。光を感じます。
最初なので、みんな少し緊張しながら、取り組んでいました。
明暗の幅を理解し、道具の扱いに慣れるため、トーンスケールの制作にも取り組みます。
白から黒までの色幅がたくさん作れるかな?
そして、5月に石膏デッサンに挑戦
大きく木炭をのせたり、とったり、擦ったり、やりとりをしながら、モチーフに近づける仕事をして行きます。失敗を怖がらない事が大切です。
石膏像は複雑な形をしていますが、大きな明暗を考え面で捉えてゆく意識を 持つ事が大切です!
みんな測り棒を使ったり、離れて見比べたり、光のレクチャーを思い出しながら、頑張っていました。
そして、いよいよカラーチャート
3原色から、すべての色を作ろう! そのあと白の絵の具を加えて着彩に取り組みました。色彩課題においても、光と陰影の応用が必要になります。
直接光と反射光の違いを理解し、絵の具の扱いを変えて行きます。
おいしそうなりんごが描けました!秀作です!
デッサンコースの塾生は、2週間かけて、細密デッサン取り組みました。
細部まで観る事と、大きな明暗を捉える事が、繋がってきます。
とことん描くと、見応えが出てきます。大切にしてほしい作品です。
高1・2 デッサンコンクール 2018冬
高1・2 デッサンコンクール 2018冬
こんにちは、基礎専攻です。
1月20日(日)に、「高1・2デッサンコンクール」(新宿校・名古屋校合同)を行いました。会場は今年も大盛況で、熱気のある1日になりました!
今日はひたすら五時間半の制作です、頑張れ!
今年の出題は「ブルータス」。胸像の中では大きめの像なので、大きな陰影を把握して量感を出すことが大事です。
正面からだとレリーフのようになりやすいのも要注意。
実際の試験と同様、場所はくじ引きで決めます。普段はあまり描かない二列目が当たることも。
制作時間終了です。お疲れ様でした!
今年は現役芸大生の講師2名によるデモストが行われました。
描き進め方はもちろん、使っている道具や画面を離れて見る回数なども、気にしてみて欲しいポイントです。
そしてデモストの間、下の部屋では採点が...
一時間のデモスト見学の後、最後に作品の前で総評を行いました。
これだけの枚数が一気に見られるのは貴重な機会!
たくさんの作品の中で、自分の作品はどんな風に見えるのか?
冷静に、客観的な視点を持って制作することはとても大事です。
今回の上位作品はこちら。レベルの高い作品が出揃いました!
ブルータスの形が自然に取れているのはもちろん、かっこよさ、きれいさ、作者の個性が出ていると思います。
自分だけの視点や強みを大切にする事と、隙のない石膏デッサンを目指すこと。相反するようですが、二つを両立させて、自分の表現に繋げていってほしいです。
講評会は一週間後の1月26日(土)!
より詳細な講評で皆さんの疑問に答えます。
成績上位者には嬉しいこともあるかも?
次回の更新を乞うご期待です!
【基礎科】課外スケッチ授業、新宿御苑に行ってきました!
こんにちは、基礎科です!
「美術の秋」「行楽の秋」という事で、毎年恒例の課外授業がやってきました。今回は校舎からほど近いと「新宿御苑」にスケッチをしに出かけてきました。
本日は晴天、天候に恵まれてスケッチするには丁度良い気温です♪
新宿御苑の歴史は古く、なんと明治時代から開園していたそうです。
この時期に桜!? 十月桜と言うそうです。
新宿御苑の敷地内では、希少な植物も状態が良い状態で生息しています。
園内はとても広く、温室や池、建造物など、見どころが豊富です。
この日はちょうど、「菊花壇展」が開催されていました。園内の数カ所に菊の花が展示されています。
見応え十分ですが、さすがにこれをスケッチで描くのは難しそうですね、、、
とにかく、敷地が広大なので、被写体を見つけるのが 、大変でした
制作時間は短かったのですが、みんな自分の思い思いの場所をきちんとスケッチ出来ています。
作品の講評中、今回描いた作品の中から1点ずつ選んで、先生に講評をしてもらっています。
新宿御苑の門にて集合写真を撮影!
高校生、中学生の皆さんお疲れ様でした。
学校での定期考査が終了したら、もうすぐ冬休みです。
冬休みには、是非、河合塾美術研究所新宿校の冬期講習を友達と誘い合って、受講しましょう。
高1・2 デッサンコンクール 2018夏
こんにちは!基礎専攻です。
7月15日(日)1学期の締めくくりとして、1.2年生のデッサンコンクールを実施しました。
河合塾美術研究所は、名古屋アトリエと新宿アトリエの2校があります。
7月と1月の年2回コンクールという形で交流をしています。
今回の参加枚数は、新宿校+名古屋校+一般外生合わせて、80枚でした。
さて、今年の課題モチーフは・・・
マルス胸像!!
制作時間は5.5時間とハードな課題でしたが、熱意のある作品が多数生まれました!!
制作のプロセスを講師が見守っています。カルテや、今後の指導に生かしてゆきます。
んー皆、真剣!!
経験値の差はありますが、皆、集中して頑張っていました!
石膏デッサンの評価として、構図やプロポーションはとても大切な要素になりますが、
高1・2年生のこの時期だからこそ大切にしてほしい他の要素もあります。
誰よりもよく観察する!!
そんな取り組みを大切にしていってください!!
上位作品紹介します!
志望する専攻の違いもありますが、熱意の感じられる作品が多く生まれました!!
同年代の、作品を見ることもとても刺激になりますね!!
講師が採点をしている間に、現役芸大生による、デッサンの描き出しを見学しました。
デッサンは、描き出しが重要なので、勉強になったと思います。
全てのデッサンを並べて講評会です!さて結果は・・・?
今回の結果A/a 14名B/b 40名C 26名でした。
全体講評の後に上位3名への表彰式!
おめでとうございます!
おめでとうございます!
おめでとうございます!!
その後個別講評を行い、後日カルテが各自に送付されます。
現時点の自分の立ち位置を知り、今後の課題を見つけ、夏期をより充実した時間にしてください!!
夏期講習は、普段の授業と違い、長時間集中して課題に取り組むことができます。
当校の基礎専攻は2日単位で、忙しい高1・2生にも受講しやすくなっています。
生徒一人一人に合わせた、細やかな指導を行い、各専攻別の課題説明など、豊富なカリキュラムを準備していますので、
ぜひ、受講検討してください!!
高1・2デッサンコンクール
こんにちは、基礎専攻高1・2です!
2月24日(土)に、「高1・2デッサンコンクール」(新宿校・名古屋校合同石膏デッサン)の講評会を行いました。参加枚数は、一般生の方も含め、全部で167枚!
1月の、両校での実施後、名古屋校に作品を送り合同採点して上位ベスト20点を選出。その後、まず名古屋校で講評し、続いて今回、新宿校での講評でした。両校の講師が新宿と名古屋を行き来しての、掛け合いの合同講評は、河合塾ならでは!
出題は、高1・2としては難易度が高い「ヘルメス」です。頭部の髪の部分が細かく複雑な一方で、胸部のノッペリとした捉えどころのない形状が両極端。また、木炭紙の比率に構図を収めづらい像で、「デッサン」がわかっていないと描けない像です。
写真左、上下のトップの2点は、頭部の細かいところを大きく、逆に、胸部の捉えどころのないところもしっかり形の変化を見ており、「大人」なデッサンに仕上がりました。また、重要なのに見落としがちな首も、抜かりなく捉えていますね。
上位者の表彰も行われました!コンクールでは、「構図」「印象」「形態感」など、規定がクリアできないとマイナスになり、それが点数に反映されますが、大事なことは、「トーンの観察は誰にも負けない」など、対象を見る際に自分が重視していることを失わず、全体のバランスを考えてほしいというところ。
ただ欠点のみを直していると、「上手いけれど魅力のない」デッサンになってしまいます。そこが難しいところですね。いま、基礎総合コース生は、「修了制作」として、時間をかけて自身のテーマを深め、表現する課題に取り組んでいます。
大切なのは、将来、デザイナーやアーティストとして羽ばたくこと。「石膏デッサンのための石膏デッサン」にならないよう、自身の表現と石膏デッサンを結びつけていきましょう!がんばって!
河合塾美術研究所・新宿校は、コースや曜日選択の自由度が高く、曜日によっては、1クラスは少数で、きめ細かいアドバイスが特徴です。しかし、今回のような姉妹校合同のイベントでは、大規模な作品数で評価を行い、全国レベルの競争も行います。
この春は、これから美術系の進路をお考えの皆さまに最適なイベントをご用意しています。ウェブサイトをご参照ください。
http://art.kawai-juku.ac.jp/kanto/news/event.html