芸術の秋。
中学美術コースは美術館に行き、
「本物の油絵作品を見てから、油絵を描いてみよう!」
という授業をおこないました。
河合塾美術研究所から一番近い美術館は、SOMPO美術館です。
早歩きで6分ぐらいのところにあり、中学生は学生証提示にて企画展も無料です。
ものすごくお得です。
都内でも中学生は入館無料の美術館がたくさんあります。
ちょうどそのお年頃は興味のない作品かもしれませんが、素通りでもよいのです。
とにかく、本物にふれる機会を増やしてほしいですね。
学校・塾・ご近所など身近にある美術館に通って、あなただけのお気に入り作品を見つけるのもよいでしょう。
さて鑑賞当日のお話にもどりましょう。
企画展示は印象派あたりの作品が多く来ていました。
油絵というイメージがわかりやすい作品群でした。
そして、所蔵されている常設展示ゴッホの「ひまわり」はフラッシュなしで、撮影オッケー‼
ふとっぱらですね。
作品数もちょうどよいものでした。
翌週、油絵を制作しました。
キャンバスも数種類から選び、絵の具・筆・溶き油などこちらで支給し、簡単なレクチャーをしてから制作しました。
3時間弱で終われるのか?心配していましたが、全員サインまで入れて完成しました。
学校行事等でお休みの学生も多数いましたが、またいつか、どこかのタイミングで油絵体験をできればと思っています。
次回の授業では彫刻の講師指導にて、立体動物制作です。
楽しみですね。
都立総合芸術高校実技水彩コンクールやりました
こんにちは中学高校受験コースです。
夏の暑い盛りに都立総合芸術高校の水彩実技を想定して実技コンクールを行いました。
このイベントでは実技コンクールと学科テストを同時に行い、夏の期間でどのくらい力がついたのか、受験生の皆さんに試してもらうために行っています。
生徒さんが実技をしている様子。
テストを受けている様子。
そして作品の講評を行っている様子。
作品は講師が採点を行い、順位をつけています。
今回、出題されたモチーフは基本的な形態「円柱や直方体、球体」のモノ、色味も原色にやや近い色のモノが多いので、夏の講習で学んだ実技の基礎力(形の正確さ、水彩画材の扱いの仕方など)がついているか、いないのかを採点の評価のポイントにしています。
上位成績の2名へは賞品をプレゼントしました。
おめでとうございます!
講評後には教務の方からテスト内容について解説を行っていただきました!
受講したみんなの夏の成果はどうだったのでしょうか?
こんな感じでコンクールも終わり、あっという間に2学期に突入しました。
受験される皆さん、試験まで4ヶ月とせまってきましたね!入試もいよいよ本格的になってまいりますので、気を引き締めて頑張っていきましょう。
10月9日には河合塾では都立総合芸術高校の実技模試もあります。第一志望の合格を目指している方はこちらも是非ご参加ください。
〜夏休み特別ゼミ〜「扇面に絵を描いてみよう」「シルクスクリーンでオリジナルグッズ」
今年の中学美術コース夏期講習は、夏の特別ゼミです!!
毎週日曜日に3時間ずつ、1回完結でデッサンからシルクスクリーンまで、色々な事に挑戦しました。
毎週取ってくれた生徒さんもいましたが、今年の夏で美術のレベルがグンと上がったのではないでしょうか。
さて、2週目は「扇面に絵を描いてみよう!」です。
炭をすったり、日本画で使う顔料と筆で描くのはみんな初めてで面白かったんじゃないかと思います。
少し難しい部分もあったかもしれませんが、やっていくうちに少しずつ扱えるようになっていきますよ。
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次は3週目の「シルクスクリーン(オリジナルグッズを作ってみよう!)」です。
〜シルクスクリーンとは〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
版画の種類です。仕組みはステンシルに近く、
Tシャツや手ぬぐいなど布製品の印刷や道路標識
にも使われている技法です。
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今回は、自分でデザインを考える所から始めて、版の作成
残った時間で家から持ってきたTシャツや布の袋などに実際にスキージーを使ってインクで刷ってみました。
初めてなので、多少の失敗はありますが、それぞれとても素敵な作品ができましたね!
中学美術コースでは、将来美術系の進路に進みたい生徒や、学校の授業以外に美術を本格的に習ってみたい生徒のため
デッサンや水彩画を中心に色々な事に触れる様なカリキュラム内容となっています。
まずはお気軽に校舎までご相談ください。
無料体験も行っています! ↓ ↓
イベント詳細はこちらまで!!
「中学高校受験夏期特別ゼミ」やりました!
中学高校受験夏期特別ゼミ」やりました!
いよいよ夏も本格的になってきました。河合塾美術研究所、中学高校受験コースでは7月24日(日)に学科と実技のレクチャー(水彩)を行いました。
河合塾の教務の方より学科のお話があり(国・英・数)3教科の勉強するときに大切なポイントを資料を使って丁寧に説明。
また美術研究の講師からは実技(水彩)のお話を、近年の受験状況と傾向と、水彩を行う際のポイントについて説明をしました。
水彩での実技は経験者でないと理解するのはなかなか難しいので、実演を交えての説明。
↑画像が見えずらい!ですが、東京藝術大学に通う、学生講師の方に水彩の実技をデモストしてもらい、水彩で描いていくときの流れやポイントを解説しています。
レクチャー後、参加された方にも実際に水彩の実技をやってもらいました。
制作終了〜
実技後は受講者の皆さんの作品を講評しました。
短い時間でしたが、個人個人でポイントを意識して制作したので、作品の内容も良くなりました。
今回、学んだ事は忘れないようにお家に帰って練習して欲しいです。
夏期講習が始まり、学科の対策も実技の対策も本格化してきた頃かと思いますが、夏の暑さに負けずに健康に気をつけてがんばっていきましょう!
また河合塾では8月21日には都立総合芸術高校の一般入試を想定しての「水彩コンクール」も行います。都立総合芸術高校志望されている方は腕試しに、こちらもぜひ受けてみてください!
★夏期講習の詳細はこちらから!
アニメ背景制作ワークショップ
中学美術コースです。
一学期最後の授業は、「アニメ背景制作ワークショップ」でした。
特別講師をお迎えして、現場での生の声を聴かせていただきながら、筆使い・二種類の絵の具の使い分け・水分調整・物の印象の捉え方等々、具の濃い三時間となりました。
講師の方は 宮本澪 先生。
河合塾美術研究所新宿校から多摩美術大学日本画に進学。大学卒業後,ufotabieアニメ制作会社に入社。背景美術部門に所属され、第一期:TVアニメシリーズ鬼滅の刃、劇場版:鬼滅の刃(無限列車編)、劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] 第三章 の制作に参加されています。
現在はアソビモ(株)・2Dデザイナーとしてアイコン・三面図作成・UIデザインなど幅広くお仕事をされています。
さて当日、学生も期待と緊張からか、早くから教室にて準備完了! よってチャイムのなる前から授業開始となりました。
「そもそもアニメの背景を描きたくて美大に行ったのではないが、結果的に予備校・大学にて【デジタルで描く】ではなく【手描きと目を鍛えたこと】によって今ではどんな仕事もこなせる」という宮本先生のお話を、自身の制作した背景画・プライベートに作成しているイラスト資料を解説していただきました。熱心に学生はきいていました。
いよいよ制作スタートです。
宮本先生がお持ちの見本を、先生と同じようにひとつひとつミッションをクリアして、完成させてゆきます。
①用紙全体に水を塗り、ポスターカラーで混色した絵の具をたっぷりのせ、その後水を含ませていない大きな刷毛で空のぼかし・グラデーションを作ってゆきます。
②大地の草の部分もポスターカラー絵の具をしっかり混ぜて空との地平線部分をにじませてゆきます。
③木や花の部分はアクリル絵の具を使用。木は影の色から大胆に塗ります。この時とても大事な事を言われていました。
「自然物は暖かいものなので影色には絶対に黒は混ぜないこと」
普段の授業でも言われていることですが、実際黒色の絵の具はおいていなかったので、みなしっかりと混色して、暗さを出していました。
④アクリル絵の具で木の細かな葉の様子も丁寧に描きこんでゆきます。
⑤雲は空の部分がポスターカラー絵の具なので、水を含ませたタオルで青色を拭き取り、白に少し水色を混ぜた絵の具をなじませて完成。
ここまでの行程を、最初に紙に含ませた水が乾かないうちにしなければなりません。
最後に作品を並べて宮本先生から講評をいただきました。
そしてようやく学生の緊張もとけ、質問もたくさんできたようです。
今のお仕事先には油絵出身の方もいるようです。絵が描けるということは色々な職種の可能性があるということでしょうかね。デジタルのみで絵を描かれている方も全くデジタルに興味のない方も、基本は【人の眼】だということ、忘れないでほしいです。
とても貴重な経験ができた一日でした。
宮本先生、ありがとうございました!
ニカワとは?【日本画ゼミ】
こんにちは!中学美術コースです。
今月は色々なゼミをやっています!今回は日本画ゼミを行いました。
「日本画って何?」って思う人が多いかもしれませんが、古くは中国から伝来してきた絵画技法なのです。歴史は古く奈良時代くらいから伝承されて、日本に土着して時間をかけて様式を変えていったものが日本画と言われているようです〔ざっくりと要約するとw〕
素材は和紙、墨、岩絵の具、ニカワなどを使っていきます。
今回は中学生向けのゼミなので作業内容を少し簡単にしたバージョンでゼミを行いました。
真ん中のボウルに入っているものが「ニカワ」なるもの素材は動物の皮や骨などから取れる動物性のタンパク質から出来ています、、、
ニカワは絵具を紙に定着させる為の接着剤の役割をします。油絵では油〔オイル〕がその役割を行います。
生徒さんが手に持っている「和紙」は日本に古くからある植物の繊維で作られています。
まずは図案の構想から
下準備中--
岩絵の具は、鉱石やガラスの微粒なのですが、ただのパウダー状のもので販売していますので、このままでは紙に塗っても定着しません。
写真のように手を使って、「ニカワ」と「絵の具」をお皿の上で指を使って混ぜ合わせ、色を塗る為の下準備をしておきます。
「絵の具」と「ニカワ」が混ぜ終わったら色を塗っていきます。
完成!爽やかな風景画!いい感じです。
味のある、いい感じの鳥さんが描けましたね◯
最後は講評をして終わりました。みんな普段使っている絵の具と違い、なかなか手がかかる画材でしたが楽しめたかな?
次回のゼミもまた違った内容をやりますのでお楽しみに!
夏期講習ではシルクスクリーンや扇に絵を描くといった楽しい制作を予定しています。
興味がある人はぜひ受講してみてください!
夏期講習のお申込みはこちらから!
「テンペラ...てんぷら...?」
中学美術コースです。
今回は、テンペラ画に挑戦しました!
「テンペラ...てんぷら...?」
テンペラはイタリア語で、混ぜる・こねるの意味です。
「じゃー何混ぜるの?」
顔料と卵黄です。
1400年頃、イタリアでは、フレスコ画(壁画)とテンペラ画が主流でした。
油絵が主流になる100年も前のことです。
卵黄と顔料を混ぜた絵の具を作り水で薄めながら丁寧に描いてゆきます。
小さいサイズですが、素敵な作品となりました。
中学美術コースでは、基本的デッサン・着彩制作から、幅広く美術を知るための特別ゼミをバランスよく配置しています。
7月最後の授業は、外部からの特別講師をお迎えします。
「イラスト・マンガをうまく描けるには!」(仮題)
あの人気アニメの話も聞けちゃうかも!
ワクワクしますね。
うさぎの日
生徒たちの中心に何やらモフモフの塊が!!
うさぎが二羽来てくれました!
小柄で非常に可愛らしい、、、!
今回は彼らのクロッキーと、石粉粘土の塑造の課題として取り組んでもらっています。
うさぎは腰回りにボリュームがあって、腰を重心にして様々な動きをします。
歩きだすとその様子がよく見えてきますね。
普段のモチーフのように静止していないので、なかなか捉えることが難しいモチーフですが、動いている対象を描いたり作ったりすることは非常に勉強になります。見たものをそのまま写すのではなく、頭の中で解釈をしながら描く感覚を持てるようになると、他の物の見方も鋭くなっていきます!
うさぎの可愛さも相まってか、皆集中して制作していました。
だんだんと暑い日が増えてきましたね。
夏バテにならないよう、体調管理にも気を配りましょう!
都立総合芸術高校入試実技再現デモスト
こんにちは!基礎中学高校受験コースです。
3/13に都立総合芸術高校入試実技再現デモストを行いました。2021年度に都立総合芸術高校に合格した塾生による、入試の再現イベントです。
このイベントは、モチーフも実技時間も入試に近くなるように設定し、合格者の制作プロセスを間近で見れるようになっています!
推薦入試ではデッサン、一般入試では着彩の課題が出されました。
合格者のデモストだけではなく、講師による実技の解説もされました。
本番のように黙々と制作してくれています。
製作中も講師から進め方について説明がされました。入試では制作時間が限られているので、時間の管理も大事な要素になります!また、今年度の入試では席から立って離れて絵を見ることができたので、それもしっかり再現してくれました。
最後は再現作品を並べて、合格者にインタビューをしました。
話を聞いていると、自分が苦手なところを理解して気をつけるようにし、どうしたら得意なところを見せられるかをそれぞれ考えながら制作していました。
総合芸術高校の入試は年々難しくなっていますが、自分の絵の魅力や改善点を意識して、日々の制作で目標を持って練習していけば合格に近づけるはずです。
来年度に受験する皆さんも一緒に頑張っていきましょう!お待ちしていますよ〜!!
中学高校受験コース合格速報!
中学生の皆さん、高校受験おつかれさまでした。
そして、志望校に合格した皆さん、おめでとうございます!!
本年度の美術系高校の志願者の数は全体的に増え、過去最高の倍率となった高校もありました。そのような難しい状況の中で、このような結果が出せたのも、受験に集中する皆さんのサポートをされ、一緒に応援していただいた保護者の方々のご協力があってのものだと思います。
1年間の皆さんの頑張りがこのような形となって本当によかったです。
おしくも目標の高校に合格が届かなかった生徒さん達も、悔しい気持ちは残ると思いますが、、、高校やその先にある新たな目標を目指し、頑張って欲しいと思います!
都立総合芸術高校の入試に関しては、課題内容だけでなく、学科のレベルも上がってきているので、年を追うごとに難易度が上がっている印象があります。
次年度の美術系高校を検討されている生徒さんたちも春からのイベントをうまく生かして、4月から良いスタートダッシュをきれる様に準備をしましょう!
春期講習のお申し込みはこちら
河合塾では春期に多くのイベントを用意しています。多くの方のご参加をお待ちしております。
詳しくは、河合塾美術研究所新宿校のウェブサイト「無料体験講座 中学生対象」の講座にご参加いただいた方に都立総合芸術高校合格者入試再現を当日ご見学いただくことができます。(参加費無料)
お申し込みはこちら