イベント の記事一覧
都立総合芸術高校水彩実技コンクールやりました!
こんにちは基礎中学高校受験コースです!
夏は猛暑続き、講習も後半になりに生徒の皆さんも疲労が溜まってきたと思います。そんな最中、都立総合芸術高校の水彩実技を想定して実技コンクールを行いました。
このイベントでは夏の期間でどのくらい力がついたのか、受験生の皆さんに試してもらうために行っています。
また今回は今年受かった都立総合芸術高校生1年生の2名をお迎えして、デモスト(実技実演)も同時に行っています。
生徒さんが実技をしている様子。
デモストの描き始めの様子
さすが現役の総芸生!この難しい課題でも慣れた様子で制作しています。
デモストの2名に感化されて、中学生達もいつも以上に制作に真剣に取り組んでいます
制作終了後は座談会形式でデモストをしてもらった高校生の2人に描いてもらった作品と入試当時様子などの解説をしてもいました。
中学生達からも試験や都立総合芸術高校に関する色々な質問があり座談会は盛り上がっていました!
座談会後にコンクール作品の講評を行いました。講習会での制作と違った状況での制作で緊張感があった分、みんな普段以上によく描けていました。
今回は講師のアドバイスだけでなく、デモストされた高校生の実技や座談会の中で、受験に関する様々なポイントが学べたと思うので、次の制作に活かす為にも、お家で引き続き実技の練習をして欲しいです。
8月も残すところ、あと僅か。
9月に入って2学期が始まると、学校のテストや高校での入試説明会などやることが目白押しですが、、、
本番の試験日まであと4ヶ月!気を引き締めて入試対策も頑張っていきましょう。
11月17日には河合塾では都立総合芸術高校の推薦実技模試も行います。第一志望の合格を目指している方もちろんですが、女子美術大学付属高校や片倉高校など、入試で実技試験がある高校を受験される方も是非ご参加ください!
7/28(日) 都立総合芸術高校 夏期特別ゼミ
こんにちは!基礎中学高校受験コースです。
暑い夏がやってきましたがみなさんお元気でしょうか。
水分と塩分をしっかり摂って、熱中症には十分気をつけてくださいね。
さて、夏休みに入り、受験も本格的に始動される方も多いのではないでしょうか。
河合塾美術研究所では、毎年この時期に都立総合芸術高校の一般入試対策ゼミを行っています。
●都立総合芸術高校の入試状況説明
●学科の取り組み方やポイントについてレクチャー
●水彩のポイントについてレクチャー
●実際に水彩制作→講評
と盛りだくさんの半日となりました。
面談希望の方には終了後個別に面談も行いました。
今年は学科のレクチャーに河合塾wingsの先生をお呼びして、都立入試問題の対策について教えていただきました。
一番印象に残ったのは、数学のお話で「根拠の無い自信と、淡々とやる事が大事」という事でした。
できないと決めつけてしまうのではなく、自分はできるはずだと思って取り組む。
そして、点数が高い人は淡々と問題を解き続けているそうです。
続けて水彩のレクチャーでした。
絵の具は経験の少ない人が多く、入試をきっかけに触ることで「苦手だな〜」となりやすい画材です。
まず、結論から言うと『雑巾を必ず使ってください』
学校で購入する絵の具セットに入っている小さい雑巾やスポンジでは全然足りません。
お家で古くなって使わないタオルなどあればぜひそれを使いましょう。
他にも水彩で絵を描く時のポイントについて説明しました。
少し休憩を挟んで次は実際に水彩制作です。
レクチャーの内容を踏まえてまずはデモンストレーションを講師が行いました。
そして来ていただいた人にも実際に制作していただきました。
初めての人も講師が途中教室を回って教えるので安心です。
最後に1点ずつ講評を行いました。
短い時間でしたが、みなさんレクチャーの内容を意識しつつよく手が動いていましたね。
これからが楽しみです!
夏期講習の終わりには水彩コンクールを行います。
今回のゼミを踏まえて夏期講習もがんばって欲しいですね!
河合塾美術研究所では、2学期からの入塾も受け付けています。
今年受験の3年生はもちろん、早めに対策を始めたい2年生もぜひご検討ください。
夏期講習の詳細はこちら
2学期入塾の詳細はこちら
筆作りワークショップをやりました!
こんにちは。日本画専攻です。
先日、河合塾では特別講師に清晨堂の店主であり筆職人の、阿部悠季さんをお招きして筆作りのワークショップを行いました。
※「筆」と言っても色々と種類はありますが、「清晨堂」では日本画や書、書画などの和筆を主に作られている工房だそうです。
阿部さんの普段のお仕事は筆作りと販売ですが、筆を色々な人にもっと知ってもらう為、各美術大学や美術館などで、講演や講義の活動を精力的にされているそうです。
生徒たちも普段何気なく使っている筆ですが、それを実際に作られている職人さんの説明とあって真剣な面持ちで説明を聞いています。
阿部さんの指導の元、生徒たちが筆先を作っているところ
みんな失敗したくないのでしょうか。真剣な面持ちで手ほどきを受けていますw
筆の毛が崩れないように麻糸でしっかり力をかけて縛っています!
ワークショップ内では、筆にまつわる歴史や開発されてきた経緯などの講義もありました。
普段なかなか知ることが出来ない専門的な内容でしたが、筆の作られてきた用途やその背景を知ること出来たので、
生徒たちとっても大変ためになる内容でした。
材料となる動物の毛(原毛)の資料や古くから保管、記録されている貴重な資料の一部も見せて頂きました!
古来から現代にかけて筆の開発は画家(作家)の意見を取り入れて商品開発をされているそうです。
いろいろな筆があるので、実際に触れ、描き心地を試しています。
普段の生活の中では使う機会が少ない絵筆ですが、その製作過程や歴史に触れることで筆についての様々な要素を知ることができたワークショップでした。
その中でも阿部さんが言われていた「絵描きを支えるための筆作りをしている」という言葉がとても印象的で、その言葉が作り手から絵を描いている生徒たちに届いたことはとても良かったと思いました。
今回は日本画の生徒だけでなく、油絵や工芸の生徒も参加してくれました。こういったゼミがきっかけとなって、日本の職人さんが作る品質の良い筆が様々な人たちに普及していって欲しいです。
河合塾ではこのようなゼミと合わせて受験指導を行っています。
夏期講習や夏イベントの申し込みも開始しておりますので、美術、受験にご興味ある方はぜひご覧ください!
夏期講習の申し込みはこちらから!
都立総合芸術高校推薦実技模試に向けて特訓!!
こんにちは。基礎中学専攻 高校受験コースです。
先日、都立総合芸術高校の方では入試説明会がありましたね。
河合塾でも10月22日(日)に都立総合芸術高校推薦実技模試があります。
それに向けての特訓課題を行いました!
今日のモチーフはこんな感じ↑
質感、固有色、形の違いが分かりやすいモチーフにチャレンジしてもらいます。
まずモチーフの配置と組み合わせ方、構図を考えていきます。
モチーフのセッティングが終わった段階で画面に鉛筆を使って描き出していきます。
生徒たちにもデッサンの進め方のコツを掴んでもらうために、今回の課題は学生講師の先生に
デモストとして一緒に描いてもらいました!
↓
まずは全体に当たりをとって、構図や大小関係を合わせていきます。
全体のバランスが取れたところで、モチーフの形をより正確に描いていきます。
形が整ってきた段階でモチーフごとの特徴(質感や固有色)を鉛筆の種類を変えつつ、さらに描き込んでいきます。
2時間あまりで完成!
先生さすがです!みなさんも入試でもこのくらい描けたら結果はバッチリだと思います。
レベルが高いかもしれませんが、ひとつ目標にして練習してみて下さい。
中学コースでの実技模試は年間を通して1回しか行われませんので、都立総合芸術高校を第一志望にされている方だけでなく、入試で実技試験がある美術系高校を受験される方も腕試しにぜひ受けてみてください。
河合塾で行う「都立総合芸術高校推薦実技模試」のwebでのお申し込みは10月12日(木)16時までとなっておりますので、ご注意ください。
お申し込みはこちらまで!
KJチャンピオンシップ【日本画】
こんにちは。日本画専攻です。
二学期上旬、河合塾では毎年、自由制作展の「KJチャンピオンシップ」が行われます。
内外問わず自由に見ていただける展覧会です。
日本画専攻では有志学生による自由制作と、本科生が授業で描いた日本画を展示します。
自由制作は平面を始め形式は自由で、立体、漫画、映像など学生が作りたい作品を作ります。それに対し、日本画実習では基本的な日本画材の使い方や、制作の仕方を学ぶため、モチーフのスケッチ→下図作り→転写→骨描き→彩色という流れで制作しました。
日本画は画材の扱いが難しいため、講師が実演しながら一緒に描きました。
スケッチは普段の受験対策での課題と技術的には変わらないのですが、最終的に本画にすることを想定して描くところが普段と少し違います。構図をどうしようか、背景の色が入るので、目立つところ目立たないところをどう作るかなど考え、選びながらスケッチします。
転写や骨描きなどもただ写すのではなく、生き生きした線を意識しながら描いていきます。みんな真剣です!
絵具の溶き方、グラデーション塗り、胡粉の溶き方とレクチャーを挟みながら制作を進めていきます。普段と違った描き心地なのでうまくいく部分といかない部分があったかと思いますが頑張って仕上げていきます。
完成した日本画は自由制作と共に学生たちで協力して飾り付けをし、KJチャンピオンシップで展示しました。KJは内外の人に見てもらえる年に一度の展覧会です。
学生にとっては作品を作るだけでなく、見てもらうことを経験できる貴重な機会です。大学に入った後どのように勉強していくのかを準備を通して体験できたと思います。
展示の一日目には日本画専攻内の講評がありました。
自由制作を展示した人は、自分の作品の前で作品の紹介をしました。これも大学の授業の講評で毎回行うので、緊張もあったかと思いますが良い経験になりました。
KJチャンピオンシップで自由制作、日本画、自画像を展示し、内外の人に見てもらうことができました。作品は自分の描きたい(作りたい)気持ちが一番大切ですが、人に見てもらうこともとても大事です。今回の経験を今後の制作に活かしてほしいと思います。
KJ Chanpionship 2023!
先日、河合塾美術研究所新宿校では学生による自由制作展「KJ Chanpionship」が執り行われました。
受験勉強にみっちりのめり込んだ夏期講習。
そこに間髪入れず自由制作!
かなりハードな日々を過ごしながらも、今年もパワフルで個性豊かな作品が乱立していました!
こちらは講評と表彰の様子です。
近年はコロナウイルスの影響でみんなで集まって講評を聞く機会がなかなかありませんでしたが
今年はワイワイ、ガヤガヤと全体講評していきました。
そして今年のグランプリはなんと、3DCGアニメーション作品でした!!
クオリティがまさにプロレベル!
圧倒的な存在感でしたね~
また、今年も例年通り自画像コンクールも並行して行われました。
こちらは"B3"、"白黒"という同じ条件の中で専攻を超えて100枚近くの作品が並び、その中で
最優秀賞はぶっちぎりの得票数でした、、、!
近くで見れば見るほど緻密な描写に目を奪われる作品でしたね!
KJ Chanpionshipは2日間というとても短い期間でしたが、
今月中1F Gallery Kartにて、受賞者作品展を行っています。
「見逃してしまった!!」という方はぜひご覧になってください!
高1・2デッサンコンクール
こんにちは!基礎専攻です。
7月16日(日)に「高1・2デッサンコンクール」(名古屋校・新宿校合同)を開催しました。
今回、用意されたモチーフは「トレーシングペーパー」で、
「モチーフと自分の手を自由に構成してデッサンしなさい」という出題でした!
「美大受験といえば石膏」というイメージもありますが、実は手も頻出のモチーフです。
いつも身近にある割に描いてみると中々難しく、
「毎日見ているようで、全然理解していなかったんだな・・・」と愕然とした思い出が私にもあります。
構成という事なので手の形・紙の形は自分の好きなように自由自在に調整配置する事ができます。
しかしその分、石膏デッサンや静物デッサンと比べると
「こういう作品にしたい!」「ここを見せたい!」という明確な意思や狙いがより大切になってきます。
3時間はあっという間に流れ、制作終了です!!!
みなさん制作お疲れ様でした。
制作終了後は別室に移動し、河合塾人気講師による手の構成デッサンのデモンストレーションを見学しました。
制作にあたっての注意点や道具の使い方・コツなどを解説しながら目の前で描いていきます。
なかなか無い貴重な機会ですよ!
講師が描いている手元が全員に見えるよう、カメラで制作の様子を撮影しリアルタイムでスクリーンに投影しました。
これなら細部も見やすいですね!!
その後、待ちに待った順位発表です!!
新宿校・名古屋校・一般受講生、総勢82枚もの作品が一つの部屋に並びます。すごい迫力でした。
プロポーションや光の印象、構図や形態感など様々な観点から採点を行い、講師同士で話し合いながら順位を決定しました。
今回のコンクールでの上位作品はこちらです!!
どれも完成度が高いですね!!
描写力が優れている作品だけでなく、構成が考えられている作品や狙いが面白い作品など様々なタイプが並びました。
新宿会場の上位三人には表彰状と賞品が手渡されました。
おめでとうございます!
その後一人一人の個別講評に移ります。
丁寧に良かった所・残念だった所を解説し、今後の為のアドバイスをしていきます。
美大受験を目指す同世代がこれだけ一堂に集まる機会は中々ありません。
自分のものだけではなく、他の人の作品や講評もしっかり見て聞いて、より良いところを吸収してきましょう!!
長時間にわたるコンクールでしたが、皆さんしっかりと集中し制作をしていて緊張感のある良いコンクールになりました。
この経験をこれからの制作に活かして頑張ってください!
・・・これで終わりではありません!
河合塾美術研究所新宿校ではコンクール終了後、参加者の皆さんにカルテをお送りしています。
カルテには作品の写真・評価ランク・講師からの講評・現在の実力を表したグラフが掲載されており、自己分析にはもってこいです。
コンクールから二週間ほどでご自宅に届く予定ですので、参加者の皆さんはお楽しみに!
そろそろ夏期講習も本格的に始動です!酷暑に負けず、制作を頑張ってください!
以上、基礎専攻でした。
「都立総合芸術高校夏期特別ゼミ」やりました!
こんにちは!中学コースです。
いよいよ夏も本格的になってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
河合塾美術研究所、中学高校受験コースでは先日の7月23日(日)に都立総合芸術高校にフォーカスを当てて、学科と実技のレクチャー(水彩)を行いました!
当日は河合塾の教務より学科(国語、数学、英語)の勉強するポイントをデータに基づいて説明をしました。
講師の方からは受験の状況と実技に関連した内容の説明をしています。
その後には実技(水彩)の実践的なレクチャーを行っていき、水彩で描いていく時の作業工程やそれをする時のポイントを解説しています。
参加者の方々にも絵を実際に描いてもらいました。
制作が終わった後には受講者の皆さんの作品を講師陣で講評しました。
短い時間でしたが、個人個人でポイントを意識して制作したので、技術的な部分でも内容が良くなった人が多く見受けられました。
今回、学んだ事は忘れないようにぜひお家に帰ってからも練習して欲しいです!
お家で練習するのが難しいと思う人は、夏期講習の方にぜひご参加ください。
河合塾では8月20日には都立総合芸術高校の一般入試を想定しての「水彩コンクール」も行います。
都立総合芸術高校志望されている方は腕試しに、こちらもぜひ受けてみてほしいです。
★夏期講習の詳細はこちらから!
名古屋校・新宿校合同「高1・2デッサンコンクール」
こんにちは!!基礎専攻です。
1月15日(日)に名古屋校・新宿校合同の「高1・2デッサンコンクール」を開催しました。
昨年に引き続きコロナウイルス変異株の感染拡大が懸念されている状況ですので、換気や手指消毒・密を避ける等の感染防止対策を徹底した上での開催となりました。
今回の出題は石膏像で「マルス」でした!
美大入試でもよく出題される定番の石膏像で、洗練されたスマートさと、筋肉質の力強さを併せ持った像です。果たしてマルスらしい印象を出せるでしょうか?
描く場所はくじ引きで決めます。
いつもは自分の好きな場所を選んで描いていると思いますが、実際の入試ではそうはいきませんよ!自分の苦手な位置になったり、像から離れた二列目の位置になったりするのはよくある事です。今のうちに慣れておきましょう!
制作時間はあっという間に終了です。皆さんお疲れさまでした!
制作終了後は、河合塾人気講師による石膏デッサン描き出しのデモンストレーションが行われました。
密を避けるため、講師が描いている様子をブロジェクターでリアルタイムに投影しました。手元が良く見えますし、ソーシャルディスタンスも確保できます。一石二鳥ですね!
これほどハイレベルな描き出しを生で見られる機会は中々ないですよ!自分の制作と比べて何が違うか考え、積極的に技術を吸収しましょう。
講師への質問も沢山出ていて、とても有意義な時間になりました。
その後、遂に順位発表です!!
新宿校・名古屋校、総勢133枚もの作品が一堂に会します。
美術系を志す同年代の作品がこれほど集まる機会も中々ありません。異様な熱気に包まれています。
今回のコンクールの上位作品はこちらです。
一位
二位
三位
どれも実力を感じる力作です!!
新宿会場の上位三人には賞状と賞品が手渡されました。おめでとうございます!
全体の講評をしたのち一人一人の講評に移ります。
作品の良かったところ、悪かったところ、今後に向けたアドバイスを個別に丁寧に講評で伝えていきます。
コンクールの結果が良かった人も、そうでない人もいると思いますが、今回の結果に一気一憂してはいけません!まだまだ高1・2生、これからいくらでも成長していけます。伸び代の塊です!!
目の前の結果は冷静に受け止めて、自分の成長の為に何ができるかを常に考えながら制作を続けていきましょう!!
・・・これで終わりではありません!!
河合塾美術研究所ではコンクール終了後、参加者の皆さん全員にカルテをお送りしています。
カルテには作品の写真・評価ランク・講師からのコメント・現在の実力を表したグラフが掲載されており、自己分析にはもってこいです。
コンクールから3週間ほどでご自宅に届く予定です。
参加者の皆さんは是非参考にしてください。
以上、基礎専攻でした!!
「日本画制作実習」
こんにちは。日本画本科です。
河合塾日本画専攻では2学期のはじめに日本画制作を行いました。
「日本画科」と言っても入試段階までは日本画材はほぼ扱いません。大学に入学してから初めて日本画材に触れる人も少なくありません。
河合塾では大学に入ってからの学びも意識して日本画材、岩絵具を使った制作も授業に取り入れています。
日本画制作では岩絵具の基本的な描き方を学びます。モチーフをスケッチし、そのスケッチを元に岩絵具で本画を制作します。
今回は白いグラジオラスを描きました。
普段の静物着彩でも花の良い形にこだわろうなどアドバイスされることが多いですが、なぜそれが必要なのかは本画を描いてみると分かります。
日本画は立体表現より平面的に適しています。なのでシルエット等、形の良さで絵のクオリティがだいぶ変わってきます。
そして画面構成、配置によっても絵の見やすさが左右されるのでとても重要です。
モチーフは皆同じでも配置の仕方、花と葉のバランスなどでその人のねらい、個性が出ます。
岩絵具は透明水彩と比べると粒子感があるので普段描いている通りにいかないところもあります。使いこなすまではまだまだ時間がかかりますが、みんな意欲的に制作していました。
日本画作品は塾全体の展覧会、KJチャンピオンシップに出品し、内外の方に観ていただきました。
KJでは日本画科は有志で自由画制作も出品しており、その飾りつけは出品者も出品者ではない人もみんなで協力して行いました。
自由画を出品しなかった人も大学に入って展示をする時はどのようにするものなのかなど体験できて良かったと思います。
基礎を固める1学期、そして制作をより深めていく2学期、様々な学びを取り入れ、制作に繋げていきましょう。