河合塾美術研究所 新宿校 授業風景

イベント の記事一覧

都立総合芸術高校推薦実技模試に向けて特訓!!

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2023年 10月 05日 12:00

こんにちは。基礎中学専攻 高校受験コースです。

先日、都立総合芸術高校の方では入試説明会がありましたね。

河合塾でも10月22日(日)に都立総合芸術高校推薦実技模試があります。

それに向けての特訓課題を行いました!


今日のモチーフはこんな感じ↑ 

質感、固有色、形の違いが分かりやすいモチーフにチャレンジしてもらいます。


まずモチーフの配置と組み合わせ方、構図を考えていきます。

モチーフのセッティングが終わった段階で画面に鉛筆を使って描き出していきます。

生徒たちにもデッサンの進め方のコツを掴んでもらうために、今回の課題は学生講師の先生に

デモストとして一緒に描いてもらいました!


まずは全体に当たりをとって、構図や大小関係を合わせていきます。

全体のバランスが取れたところで、モチーフの形をより正確に描いていきます。


形が整ってきた段階でモチーフごとの特徴(質感や固有色)を鉛筆の種類を変えつつ、さらに描き込んでいきます。


2時間あまりで完成!

先生さすがです!みなさんも入試でもこのくらい描けたら結果はバッチリだと思います。

レベルが高いかもしれませんが、ひとつ目標にして練習してみて下さい。

中学コースでの実技模試は年間を通して1回しか行われませんので、都立総合芸術高校を第一志望にされている方だけでなく、入試で実技試験がある美術系高校を受験される方も腕試しにぜひ受けてみてください。

河合塾で行う「都立総合芸術高校推薦実技模試」のwebでのお申し込みは10月12日(木)16時までとなっておりますので、ご注意ください。

お申し込みはこちらまで!

KJチャンピオンシップ【日本画】

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2023年 09月 18日 17:49

こんにちは。日本画専攻です。

二学期上旬、河合塾では毎年、自由制作展の「KJチャンピオンシップ」が行われます。

内外問わず自由に見ていただける展覧会です。

日本画専攻では有志学生による自由制作と、本科生が授業で描いた日本画を展示します。

自由制作は平面を始め形式は自由で、立体、漫画、映像など学生が作りたい作品を作ります。それに対し、日本画実習では基本的な日本画材の使い方や、制作の仕方を学ぶため、モチーフのスケッチ→下図作り→転写→骨描き→彩色という流れで制作しました。

日本画は画材の扱いが難しいため、講師が実演しながら一緒に描きました。

スケッチは普段の受験対策での課題と技術的には変わらないのですが、最終的に本画にすることを想定して描くところが普段と少し違います。構図をどうしようか、背景の色が入るので、目立つところ目立たないところをどう作るかなど考え、選びながらスケッチします。

転写や骨描きなどもただ写すのではなく、生き生きした線を意識しながら描いていきます。みんな真剣です!

絵具の溶き方、グラデーション塗り、胡粉の溶き方とレクチャーを挟みながら制作を進めていきます。普段と違った描き心地なのでうまくいく部分といかない部分があったかと思いますが頑張って仕上げていきます。

完成した日本画は自由制作と共に学生たちで協力して飾り付けをし、KJチャンピオンシップで展示しました。KJは内外の人に見てもらえる年に一度の展覧会です。

学生にとっては作品を作るだけでなく、見てもらうことを経験できる貴重な機会です。大学に入った後どのように勉強していくのかを準備を通して体験できたと思います。

展示の一日目には日本画専攻内の講評がありました。

自由制作を展示した人は、自分の作品の前で作品の紹介をしました。これも大学の授業の講評で毎回行うので、緊張もあったかと思いますが良い経験になりました。

KJチャンピオンシップで自由制作、日本画、自画像を展示し、内外の人に見てもらうことができました。作品は自分の描きたい(作りたい)気持ちが一番大切ですが、人に見てもらうこともとても大事です。今回の経験を今後の制作に活かしてほしいと思います。

KJ Chanpionship 2023!

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2023年 09月 13日 09:54

先日、河合塾美術研究所新宿校では学生による自由制作展「KJ Chanpionship」が執り行われました。

受験勉強にみっちりのめり込んだ夏期講習。

そこに間髪入れず自由制作!

かなりハードな日々を過ごしながらも、今年もパワフルで個性豊かな作品が乱立していました!


こちらは講評と表彰の様子です。

近年はコロナウイルスの影響でみんなで集まって講評を聞く機会がなかなかありませんでしたが

今年はワイワイ、ガヤガヤと全体講評していきました。




そして今年のグランプリはなんと、3DCGアニメーション作品でした!!

クオリティがまさにプロレベル!

圧倒的な存在感でしたね~

また、今年も例年通り自画像コンクールも並行して行われました。

こちらは"B3""白黒"という同じ条件の中で専攻を超えて100枚近くの作品が並び、その中で

最優秀賞はぶっちぎりの得票数でした、、、!

近くで見れば見るほど緻密な描写に目を奪われる作品でしたね!



KJ Chanpionshipは2日間というとても短い期間でしたが、

今月中1F Gallery Kartにて、受賞者作品展を行っています。

「見逃してしまった!!」という方はぜひご覧になってください!

高1・2デッサンコンクール

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2023年 08月 09日 11:06

こんにちは!基礎専攻です。

7月16日(日)に「高1・2デッサンコンクール」(名古屋校・新宿校合同)を開催しました。

今回、用意されたモチーフは「トレーシングペーパー」で、

「モチーフと自分の手を自由に構成してデッサンしなさい」という出題でした!

「美大受験といえば石膏」というイメージもありますが、実は手も頻出のモチーフです。

いつも身近にある割に描いてみると中々難しく、

「毎日見ているようで、全然理解していなかったんだな・・・」と愕然とした思い出が私にもあります。

構成という事なので手の形・紙の形は自分の好きなように自由自在に調整配置する事ができます。

しかしその分、石膏デッサンや静物デッサンと比べると

「こういう作品にしたい!」「ここを見せたい!」という明確な意思や狙いがより大切になってきます。

3時間はあっという間に流れ、制作終了です!!!

みなさん制作お疲れ様でした。

制作終了後は別室に移動し、河合塾人気講師による手の構成デッサンのデモンストレーションを見学しました。

制作にあたっての注意点や道具の使い方・コツなどを解説しながら目の前で描いていきます。

なかなか無い貴重な機会ですよ!

講師が描いている手元が全員に見えるよう、カメラで制作の様子を撮影しリアルタイムでスクリーンに投影しました。

これなら細部も見やすいですね!!

その後、待ちに待った順位発表です!!

新宿校・名古屋校・一般受講生、総勢82枚もの作品が一つの部屋に並びます。すごい迫力でした。

プロポーションや光の印象、構図や形態感など様々な観点から採点を行い、講師同士で話し合いながら順位を決定しました。

今回のコンクールでの上位作品はこちらです!!

どれも完成度が高いですね!!

描写力が優れている作品だけでなく、構成が考えられている作品や狙いが面白い作品など様々なタイプが並びました。

新宿会場の上位三人には表彰状と賞品が手渡されました。

おめでとうございます!

その後一人一人の個別講評に移ります。

丁寧に良かった所・残念だった所を解説し、今後の為のアドバイスをしていきます。

美大受験を目指す同世代がこれだけ一堂に集まる機会は中々ありません。

自分のものだけではなく、他の人の作品や講評もしっかり見て聞いて、より良いところを吸収してきましょう!!

長時間にわたるコンクールでしたが、皆さんしっかりと集中し制作をしていて緊張感のある良いコンクールになりました。

この経験をこれからの制作に活かして頑張ってください!

・・・これで終わりではありません!

河合塾美術研究所新宿校ではコンクール終了後、参加者の皆さんにカルテをお送りしています。

カルテには作品の写真・評価ランク・講師からの講評・現在の実力を表したグラフが掲載されており、自己分析にはもってこいです。

コンクールから二週間ほどでご自宅に届く予定ですので、参加者の皆さんはお楽しみに!

そろそろ夏期講習も本格的に始動です!酷暑に負けず、制作を頑張ってください!

以上、基礎専攻でした。

「都立総合芸術高校夏期特別ゼミ」やりました!

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2023年 08月 08日 12:32

こんにちは!中学コースです。

いよいよ夏も本格的になってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?

河合塾美術研究所、中学高校受験コースでは先日の7月23日(日)に都立総合芸術高校にフォーカスを当てて、学科と実技のレクチャー(水彩)を行いました!

当日は河合塾の教務より学科(国語、数学、英語)の勉強するポイントをデータに基づいて説明をしました。

講師の方からは受験の状況と実技に関連した内容の説明をしています。

その後には実技(水彩)の実践的なレクチャーを行っていき、水彩で描いていく時の作業工程やそれをする時のポイントを解説しています。

参加者の方々にも絵を実際に描いてもらいました。

制作が終わった後には受講者の皆さんの作品を講師陣で講評しました。

短い時間でしたが、個人個人でポイントを意識して制作したので、技術的な部分でも内容が良くなった人が多く見受けられました。

今回、学んだ事は忘れないようにぜひお家に帰ってからも練習して欲しいです!

お家で練習するのが難しいと思う人は、夏期講習の方にぜひご参加ください。

河合塾では8月20日には都立総合芸術高校の一般入試を想定しての「水彩コンクール」も行います。

都立総合芸術高校志望されている方は腕試しに、こちらもぜひ受けてみてほしいです。

★夏期講習の詳細はこちらから!

名古屋校・新宿校合同「高1・2デッサンコンクール」

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2023年 02月 04日 15:29

こんにちは!!基礎専攻です。
1月15日(日)に名古屋校・新宿校合同の「高1・2デッサンコンクール」を開催しました。

昨年に引き続きコロナウイルス変異株の感染拡大が懸念されている状況ですので、換気や手指消毒・密を避ける等の感染防止対策を徹底した上での開催となりました。

今回の出題は石膏像で「マルス」でした!


美大入試でもよく出題される定番の石膏像で、洗練されたスマートさと、筋肉質の力強さを併せ持った像です。果たしてマルスらしい印象を出せるでしょうか?


描く場所はくじ引きで決めます。
いつもは自分の好きな場所を選んで描いていると思いますが、実際の入試ではそうはいきませんよ!自分の苦手な位置になったり、像から離れた二列目の位置になったりするのはよくある事です。今のうちに慣れておきましょう!



制作時間はあっという間に終了です。皆さんお疲れさまでした!
制作終了後は、河合塾人気講師による石膏デッサン描き出しのデモンストレーションが行われました。



密を避けるため、講師が描いている様子をブロジェクターでリアルタイムに投影しました。手元が良く見えますし、ソーシャルディスタンスも確保できます。一石二鳥ですね!


これほどハイレベルな描き出しを生で見られる機会は中々ないですよ!自分の制作と比べて何が違うか考え、積極的に技術を吸収しましょう。
講師への質問も沢山出ていて、とても有意義な時間になりました。

その後、遂に順位発表です!!

新宿校・名古屋校、総勢133枚もの作品が一堂に会します。
美術系を志す同年代の作品がこれほど集まる機会も中々ありません。異様な熱気に包まれています。

今回のコンクールの上位作品はこちらです。


一位


二位


三位

どれも実力を感じる力作です!!

新宿会場の上位三人には賞状と賞品が手渡されました。おめでとうございます!



全体の講評をしたのち一人一人の講評に移ります。
作品の良かったところ、悪かったところ、今後に向けたアドバイスを個別に丁寧に講評で伝えていきます。


コンクールの結果が良かった人も、そうでない人もいると思いますが、今回の結果に一気一憂してはいけません!まだまだ高1・2生、これからいくらでも成長していけます。伸び代の塊です!!
目の前の結果は冷静に受け止めて、自分の成長の為に何ができるかを常に考えながら制作を続けていきましょう!!

・・・これで終わりではありません!!
河合塾美術研究所ではコンクール終了後、参加者の皆さん全員にカルテをお送りしています。



カルテには作品の写真・評価ランク・講師からのコメント・現在の実力を表したグラフが掲載されており、自己分析にはもってこいです。

コンクールから3週間ほどでご自宅に届く予定です。
参加者の皆さんは是非参考にしてください。

以上、基礎専攻でした!!

「日本画制作実習」

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2022年 09月 27日 15:03

こんにちは。日本画本科です。

河合塾日本画専攻では2学期のはじめに日本画制作を行いました。

「日本画科」と言っても入試段階までは日本画材はほぼ扱いません。大学に入学してから初めて日本画材に触れる人も少なくありません。

河合塾では大学に入ってからの学びも意識して日本画材、岩絵具を使った制作も授業に取り入れています。

日本画制作では岩絵具の基本的な描き方を学びます。モチーフをスケッチし、そのスケッチを元に岩絵具で本画を制作します。

今回は白いグラジオラスを描きました。









普段の静物着彩でも花の良い形にこだわろうなどアドバイスされることが多いですが、なぜそれが必要なのかは本画を描いてみると分かります。

日本画は立体表現より平面的に適しています。なのでシルエット等、形の良さで絵のクオリティがだいぶ変わってきます。


そして画面構成、配置によっても絵の見やすさが左右されるのでとても重要です。

モチーフは皆同じでも配置の仕方、花と葉のバランスなどでその人のねらい、個性が出ます。


岩絵具は透明水彩と比べると粒子感があるので普段描いている通りにいかないところもあります。使いこなすまではまだまだ時間がかかりますが、みんな意欲的に制作していました。

















日本画作品は塾全体の展覧会、KJチャンピオンシップに出品し、内外の方に観ていただきました。

KJでは日本画科は有志で自由画制作も出品しており、その飾りつけは出品者も出品者ではない人もみんなで協力して行いました。

自由画を出品しなかった人も大学に入って展示をする時はどのようにするものなのかなど体験できて良かったと思います。

















基礎を固める1学期、そして制作をより深めていく2学期、様々な学びを取り入れ、制作に繋げていきましょう。

都立総合芸術高校実技水彩コンクールやりました

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2022年 09月 06日 15:11

こんにちは中学高校受験コースです。

夏の暑い盛りに都立総合芸術高校の水彩実技を想定して実技コンクールを行いました。
このイベントでは実技コンクールと学科テストを同時に行い、夏の期間でどのくらい力がついたのか、受験生の皆さんに試してもらうために行っています。

生徒さんが実技をしている様子。


テストを受けている様子。


そして作品の講評を行っている様子。


作品は講師が採点を行い、順位をつけています。


今回、出題されたモチーフは基本的な形態「円柱や直方体、球体」のモノ、色味も原色にやや近い色のモノが多いので、夏の講習で学んだ実技の基礎力(形の正確さ、水彩画材の扱いの仕方など)がついているか、いないのかを採点の評価のポイントにしています。


上位成績の2名へは賞品をプレゼントしました。
おめでとうございます!


講評後には教務の方からテスト内容について解説を行っていただきました!
受講したみんなの夏の成果はどうだったのでしょうか?

こんな感じでコンクールも終わり、あっという間に2学期に突入しました。
受験される皆さん、試験まで4ヶ月とせまってきましたね!入試もいよいよ本格的になってまいりますので、気を引き締めて頑張っていきましょう。

10月9日には河合塾では都立総合芸術高校の実技模試もあります。第一志望の合格を目指している方はこちらも是非ご参加ください。

「中学高校受験夏期特別ゼミ」やりました!

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2022年 07月 29日 10:21

中学高校受験夏期特別ゼミ」やりました!

いよいよ夏も本格的になってきました。河合塾美術研究所、中学高校受験コースでは7月24日(日)に学科と実技のレクチャー(水彩)を行いました。



河合塾の教務の方より学科のお話があり(国・英・数)3教科の勉強するときに大切なポイントを資料を使って丁寧に説明。



また美術研究の講師からは実技(水彩)のお話を、近年の受験状況と傾向と、水彩を行う際のポイントについて説明をしました。



水彩での実技は経験者でないと理解するのはなかなか難しいので、実演を交えての説明。



↑画像が見えずらい!ですが、東京藝術大学に通う、学生講師の方に水彩の実技をデモストしてもらい、水彩で描いていくときの流れやポイントを解説しています。



レクチャー後、参加された方にも実際に水彩の実技をやってもらいました。


制作終了〜



実技後は受講者の皆さんの作品を講評しました。
短い時間でしたが、個人個人でポイントを意識して制作したので、作品の内容も良くなりました。
今回、学んだ事は忘れないようにお家に帰って練習して欲しいです。

夏期講習が始まり、学科の対策も実技の対策も本格化してきた頃かと思いますが、夏の暑さに負けずに健康に気をつけてがんばっていきましょう!

また河合塾では8月21日には都立総合芸術高校の一般入試を想定しての「水彩コンクール」も行います。都立総合芸術高校志望されている方は腕試しに、こちらもぜひ受けてみてください!

★夏期講習の詳細はこちらから!

都立総合芸術高校入試実技再現デモスト

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2022年 03月 16日 18:37

こんにちは!基礎中学高校受験コースです。

3/13に都立総合芸術高校入試実技再現デモストを行いました。2021年度に都立総合芸術高校に合格した塾生による、入試の再現イベントです。
このイベントは、モチーフも実技時間も入試に近くなるように設定し、合格者の制作プロセスを間近で見れるようになっています!



推薦入試ではデッサン、一般入試では着彩の課題が出されました。
合格者のデモストだけではなく、講師による実技の解説もされました。



本番のように黙々と制作してくれています。
製作中も講師から進め方について説明がされました。入試では制作時間が限られているので、時間の管理も大事な要素になります!また、今年度の入試では席から立って離れて絵を見ることができたので、それもしっかり再現してくれました。





最後は再現作品を並べて、合格者にインタビューをしました。
話を聞いていると、自分が苦手なところを理解して気をつけるようにし、どうしたら得意なところを見せられるかをそれぞれ考えながら制作していました。



総合芸術高校の入試は年々難しくなっていますが、自分の絵の魅力や改善点を意識して、日々の制作で目標を持って練習していけば合格に近づけるはずです。


来年度に受験する皆さんも一緒に頑張っていきましょう!お待ちしていますよ〜!!