コンクール の記事一覧
授業内芸大・私大素描コンクール実施
12/24に授業の一貫でコンクールを行いました。
.........謎のモチーフですね、
プラネタリウムのプロジェクタに見立てて組み上げたモチーフだそうです。丸椅子同士を組み合わせ、積み重ねた台のさらに上に載せると、かなりの高さになります。
「モチーフを覗き込んで見えたものを描きなさい」
という課題で、これを木炭紙に素描で制作してもらいました。
この文中の「覗き込む」とは一体どんな行為でしょうか?
見ることは、肉眼で対象を捉えることに他なりませんが、
覗き込むと言った時に、「見る」という言葉以上に、近寄る、場合によっては登る、など、より深く目で見るまでに至る行為も含める意味が強くなります。
そういう覗き込むという体験を通して得られる景色には身体性を孕んでいることに対しての意識を問いたいと思いました。
受験において、このようにシビアな課題は出題の機会は少ないでしょう。
ただ忘れて欲しくないことでもあります。
観察、その行為自体は大切なことですが、自分が行為したことについて見つめ直す仕事も、絵を修練させるきっかけになります。
同時に私立大学入試のためのコンクールも行いました。
モチーフはオーソドックスな静物デッサン課題ですが、クサリや、1/2カットして、少し成長し膨らんだ白菜も、デッサンとなると少し曲者です。一つ一つ丁寧な観察が求められますが、静物デッサンとしての全体性から生まれてくる空間というのは完成に詰めていく上では必須です。
あぁ...よく見ると、質感も豊かで描きごたえありますね。
参加している人は皆伸び盛りという感じですね。熱心な人ほど変化が著しいです。
コンクールで順位を大まかにつけましたが、いやいやまだまだ分からない人たちで、皆さん期待の塊です!
自分の分からないことがあるということを認識したと言うことは、もう成長の7割は到達しています。そのあとは自ずと必要に駆られて知ることになります。私たち講師の言葉のどこかがそのきっかけの一つになれば幸いです。
一学期末 芸大コンクール作品
一学期の最後、油絵専攻では本科・専科ともに芸大コンクールをおこないました。
素描(倍版木炭紙)では「人物」、油彩(F30号、本科のみ参加)では「音楽」の課題でした。
油彩では制作中、アトリエには「音楽」が流れていました。
様々なものを可視化するためにドローイング制作が不可欠ですが、音楽へのアプローチとしてのドローイング、油彩表現というと、イメージできるものはありますか?
一学期に私たちは、写真、版画、画面を見ないで描く、物語と絵画、など多様な感性に対してアプローチをしてきました。
作品の出来として、総合的に課題は山積みですが、ここから感性豊かな作品が夏に生まれることでしょう。
油彩、F30号
高1・2 デッサンコンクール 2019
こんにちは、基礎専攻です。
7月14日(日)に、「高1・2デッサンコンクール」(新宿校・名古屋校合同)を行いました。今年もたくさんの参加があり、大盛況の1日になりました!
今回の出題は「ブルータス」です。胸像の中では大きめの像なので、大きな陰影を把握して量感を出すことが大事です。ボリューム感のある石膏像なので、大きな立体や明暗を描かないとちょっと寂しい印象の絵になりがちです。
場所はくじ引きで決めます。実際の試験でもくじ引きで席が決まることがほとんどなので、普段から色々な角度で描く練習をしておく必要があります。
制作時間終了です。お疲れ様でした!
今年は現役芸大生の講師2名による、描き出しのデモストが行われました。
何度も席を立って絵の印象を確認しているのが印象的でした。
道具や技術はもちろんですが、このように客観的な視点から制作状況を確認する事も同じくらい大切です。
そしてデモストの間、下の部屋では採点が行われていました。
これだけの作品が一気に並ぶ機会はなかなかありません。
たくさんの作品の中での自分の作品の印象、しっかり覚えておいてください!
今回上位に上がった作品はこちらです。
形や構図といった基本的な要素がきっちり押さえられているのはもちろん、作者それぞれの感性を感じられます。
一口に石膏デッサンといっても、作者の個性、ほかにも画材や専攻によってこれだけのバリエーションが出てきます。また、国や時代によっても画風が違います。
試験を想定した課題ではありますが、「こうあるべき」「こう描かないといけない」といった観念にとらわれず、自分の感性や視点を大切にして、見応えのある石膏デッサンが描けるようになりたいですね。
河合塾美術研究所では、夏期講習を開講しています。今回のコンクールともども、夏のステップアップにぜひ活かしてください。
次回の更新もおたのしみに!
高1・2 デッサンコンクール 2018冬
高1・2 デッサンコンクール 2018冬
こんにちは、基礎専攻です。
1月20日(日)に、「高1・2デッサンコンクール」(新宿校・名古屋校合同)を行いました。会場は今年も大盛況で、熱気のある1日になりました!
今日はひたすら五時間半の制作です、頑張れ!
今年の出題は「ブルータス」。胸像の中では大きめの像なので、大きな陰影を把握して量感を出すことが大事です。
正面からだとレリーフのようになりやすいのも要注意。
実際の試験と同様、場所はくじ引きで決めます。普段はあまり描かない二列目が当たることも。
制作時間終了です。お疲れ様でした!
今年は現役芸大生の講師2名によるデモストが行われました。
描き進め方はもちろん、使っている道具や画面を離れて見る回数なども、気にしてみて欲しいポイントです。
そしてデモストの間、下の部屋では採点が...
一時間のデモスト見学の後、最後に作品の前で総評を行いました。
これだけの枚数が一気に見られるのは貴重な機会!
たくさんの作品の中で、自分の作品はどんな風に見えるのか?
冷静に、客観的な視点を持って制作することはとても大事です。
今回の上位作品はこちら。レベルの高い作品が出揃いました!
ブルータスの形が自然に取れているのはもちろん、かっこよさ、きれいさ、作者の個性が出ていると思います。
自分だけの視点や強みを大切にする事と、隙のない石膏デッサンを目指すこと。相反するようですが、二つを両立させて、自分の表現に繋げていってほしいです。
講評会は一週間後の1月26日(土)!
より詳細な講評で皆さんの疑問に答えます。
成績上位者には嬉しいこともあるかも?
次回の更新を乞うご期待です!
高1・2 デッサンコンクール 2018夏
こんにちは!基礎専攻です。
7月15日(日)1学期の締めくくりとして、1.2年生のデッサンコンクールを実施しました。
河合塾美術研究所は、名古屋アトリエと新宿アトリエの2校があります。
7月と1月の年2回コンクールという形で交流をしています。
今回の参加枚数は、新宿校+名古屋校+一般外生合わせて、80枚でした。
さて、今年の課題モチーフは・・・
マルス胸像!!
制作時間は5.5時間とハードな課題でしたが、熱意のある作品が多数生まれました!!
制作のプロセスを講師が見守っています。カルテや、今後の指導に生かしてゆきます。
んー皆、真剣!!
経験値の差はありますが、皆、集中して頑張っていました!
石膏デッサンの評価として、構図やプロポーションはとても大切な要素になりますが、
高1・2年生のこの時期だからこそ大切にしてほしい他の要素もあります。
誰よりもよく観察する!!
そんな取り組みを大切にしていってください!!
上位作品紹介します!
志望する専攻の違いもありますが、熱意の感じられる作品が多く生まれました!!
同年代の、作品を見ることもとても刺激になりますね!!
講師が採点をしている間に、現役芸大生による、デッサンの描き出しを見学しました。
デッサンは、描き出しが重要なので、勉強になったと思います。
全てのデッサンを並べて講評会です!さて結果は・・・?
今回の結果A/a 14名B/b 40名C 26名でした。
全体講評の後に上位3名への表彰式!
おめでとうございます!
おめでとうございます!
おめでとうございます!!
その後個別講評を行い、後日カルテが各自に送付されます。
現時点の自分の立ち位置を知り、今後の課題を見つけ、夏期をより充実した時間にしてください!!
夏期講習は、普段の授業と違い、長時間集中して課題に取り組むことができます。
当校の基礎専攻は2日単位で、忙しい高1・2生にも受講しやすくなっています。
生徒一人一人に合わせた、細やかな指導を行い、各専攻別の課題説明など、豊富なカリキュラムを準備していますので、
ぜひ、受講検討してください!!
【GW 日本画特別企画】レモコン授賞式
河合塾では定期的に「らしさコンクール」を行っています。
与えられたお題のモチーフを描き、河合塾内全体で投票をおこなうコンクールです。
今年度第一弾のお題は《レモン》!
日本画の生徒はGWの宿題になっていたので全員参加でしたが、他専攻も有志で参加していただきました。
たくさんの作品が集まって階段前の壁がレモンだらけになりました!
そして、いよいよ受賞式の日に。
生徒に見守られながら採点しています。。
いよいよ発表!!
受賞者の作品を紹介します。
一位!彫刻本科生 Hさんの作品
大胆な構成で目を引きました。色がかわいい!と感じた人が多く、人気だったようです!
第二位!日本画本科生Hさんの作品
一位と一票差で、僅差でした。惜しかった!
爽やかな色味がレモンらしく描けています。念密な観察を感じる作品です。
第3位!日本画本科Sさんの作品!
レモンの断面を水彩で瑞々しく表現していますね。透明感がGOOD!!
同じく同票の第3位!油画専科S君の作品
すべての作品の中で唯一油彩で描いた作品でした。油彩独特のやわらかな質を感じます!
授賞式に参加してくださった受賞者で記念撮影☆
おめでとうございました!!
残念ながら受賞に至らなかった作品の中にも良い作品はたくさんありました。
全てお見せできないのが残念。。
河合塾生には、このらしさコンクールを通して人に作品を見せるという事を感じ、考えてくれればと思います。
まだまだ第二弾、第三弾と続きますので、また奮ってご参加ください!
塾生のみなさん参加・採点の協力ありがとうございました!!
《お知らせ》
毎年恒例、6月16・17日日本画芸大模試の受付がスタートしました!
申し込みはこちら↓
https://www.kawai-juku.ac.jp/trial-exam/ptc/
こちらはまた詳しい情報を後日ブログでお知らせいたしますので、チェックしてみてくださいね!
6月4〜9日と、6月18〜23日には無料体験が開催されます。申し込みはこちらから!↓
http://art.kawai-juku.ac.jp/kanto/news/event.html
みなさんの参加お待ちしております!