河合塾美術研究所 新宿校 授業風景

油絵専攻 の記事一覧

【3/17】春の公開授業!【油絵科】

カテゴリ:

2019年 03月 25日 12:24

油絵科です!
だんだんあたたかい日も増えてきて、桜も咲き始めました。春ですね。
この1年戦ってきたみなさんお疲れ様でした。
河合塾では次年度に向けて、春期講習が始まります!


油絵科では3/17(日)「君はどこを見ているのか--視点の確認--」と題して、公開授業を行いました。
スケッチブックでのドローイングをメインに、木炭紙での制作を通して "自分の視点を探す" ことに重きを置いた課題です。


モチーフはこちら











教室全体にモチーフが散っているので全てを見せるのが難しいのですが、プラスチックの波板・水の入ったガラス器・石膏像などが床に直接バラバラに置かれています。
油絵科の入試では、モチーフが台の上に置かれているとは限りません。
これまで学校の美術室などで制作していた現役生のみなさんは、この状況に戸惑ってしまうのではないでしょうか?


油絵科では基礎的なデッサン力はもちろんですが、受験生一人一人がどの様な視点・興味を持って制作に取り組んでいるかという事がとても重要になってきます。
多摩美・武蔵美・東京芸大などの主要な美術系大学に共通してこういった課題が出題されているので、しっかり対策していく必要がありますね。


今回参加してくれたのはみんな新3年生でした。
聞いてみると、こういった課題はやったことが無いようです。
自分が面白いな、きれいだなと思ったことを大切に、どんどん自分で動いてスケッチやドローイングして欲しいと話をし、制作が始まりました。







どうしていいか分からず手が止まってしまうかと思いきや、みんなイーゼルも立てずにどんどんスケッチブックに描き始めました。
戸惑いながらも、手探りで自分の興味を探っていきます。


モチーフに手を加える事も可としたので、ガラス器の水にインクを垂らしてみる人、ビー玉を散らしたりコップに詰めてみたり、色々試していて素晴らしい!












途中お昼休憩や面談も挟みながら、9:30~16:50ごろまで全員楽しそうに制作していました。









講評は先輩のスケッチブックやドローイングを見ながら行いました。
みんなここから1年、この調子で好奇心と度胸を持って制作に励んでもらいたいですね!



体験授業やイベント、春期講習などいつでもお待ちしています。何か不安な事など相談だけでも大丈夫ですので、河合塾美術研究所に遊びにきてくれたら嬉しいです~

クロフェス!

カテゴリ:

2018年 08月 20日 14:25

こんにちは!

みなさん、毎日暑いですね。

今日は夏期講習で行った全科合同『クロッキー・フェスティバル』略して『クロフェス』という授業について紹介させていただきます!

クロフェスって何?!と、思った方もいると思いますので説明させていただいますと、課題内容は簡単にいってしまえばムービングクロッキーです。(クロッキー=: croquis)とは速写(速写画)とも言い、対象を素早く描画すること、またはそうして描かれた絵そのものを指す。主に動物や人体など動きのあるものを素早く捉える訓練として行われる。またタブロー(完成作品)へ昇華させるための習作として行われる場合もある。(wikipedia

ムービングクロッキーとはモデルの方に常に動いていただいた状態で行うクロッキーのこと。)

その日に来ていただいたモデルさん二人は現役芸大生。

身体表現やパフォーマンスなどの活動をしている方で、このお二人にダンスパフォーマンスをしていただきながらそれらをクロッキーする、というものです。

全部で5ポーズと少ないながらも内容の濃いものになりました。




ポーズめ、準備体操的な動き

ポーズめ、ゆっくりなBGMとともに

ポーズめ、激しい動き

ポーズめ、種類の異なる椅子を用いて

ポーズめ、フレーム、フラフープ、ロープ等を用いて

ポーズ中にモデルさんがとんだりはねたりするのに生徒はビックリ。(笑)

最初は動いているものを捉えるのにかなり戸惑っていたようですが、最後にはなんとか形になっていきました。



こちらは講評風景です。

ムービングクロッキーは常に描く被写体が動いているので、「どうなっているのか?」ということを理解して観ないと描くことが出来ません。

実はこの『理解して観る』という行為は、動いていないモチーフを描く時にも重要な物の『観方』なのです。

今回のクロフェスを通して理解して観ることの大切さを体験してもらえたかな、と思いました。

夏も残り少なくなってきましたが、こうやって『観る』という力を伸ばしていただきたいと思います!

河合塾の生徒のみなさん、頑張りましょう!

夏期講習の最後、7ターム(8月25日〜30日)にも、人物クロッキーの講座があります。こちらはムービングクロッキーではありませんが、クロッキーに特化したタームになっており、二日ごとに受講することができます。

是非ご参加ください!

http://art.kawai-juku.ac.jp/kanto/short/

7/8油絵科公開授業"油彩deクロッキー"

カテゴリ:

2018年 07月 08日 13:45

7/8油絵科公開授業"油彩deクロッキー"
夏の公開授業 油絵科の課題は "油彩での動物クロッキー" です!

モデルに来てくれたのはこちら......





トイプードルのあかねさん!

人懐っこくてとってもかわいいモデルさんで、生徒も実際に触ったり、近くに寄って観察しながら制作していました。


クロッキーといえば、普段はコンテや木炭などを使って行いますが、今回は白のボール紙に油彩で描いていきます。

キャンバスで一枚描くよりも肩の力を抜いて、みんな絵の具の伸びの良さなどを感じながら制作できたんじゃないでしょうか。



生徒それぞれ絵の具の扱い方はもちろん、構図も含めて油彩での様々な表現を試していました。

あかねさんがどんどん動くので、動物クロッキー初めての生徒は戸惑うかと思いきや、食らいついてどんどん描いていたので素晴らしい......






床が冷たくて気持ちよかったみたい






絵を描くときには、何よりも楽しんで興味を持って対象を観察することが大切です。
観察して得た物を素直に表現できればそれだけでこれだけ見応えのある絵になります。

それぞれに初めての事や、色々な発見があった1日でしたね。


七夕を過ぎていよいよ一学期も終わりです。
夏期講習も自分の制作に真摯に向き合って、一回りも二回りも成長する夏にしましょう!



油絵専攻本科 屋外授業 美術館見学 DIC川村記念美術館へ

カテゴリ:

2018年 06月 27日 11:01

先日、一寸日々制作活動しているアトリエのせせこましさを忘れて、外に出てみるということは必要なことです。

油絵専攻の先生、生徒たちもまるっと皆で、千葉県佐倉市のDIC川村記念美術館へ目の保養に足を運びました。

開催されていた企画展はオプティカルアートの女王!ブリジット・ライリーの揺らめく絵画たちでした。

この美術館では、遠方ということもあり、東京からだと、なかなか足を運ぶのが億劫になってしまう立地にあります。ですがその分、美術館と庭園は自然の中のゆったりした土地にあり、美術館の作りも、人工光だけでなく自然光を上手に取り入れた建築で、建物と、展示物と、美術館までの道のりと、見事にバランスがが図られているため、「美術に触れる」新鮮さを訪れる度に体験できる良い美術館です。

生徒としては、受験で描く絵という括りで絵画を捉えがちですが、ここには、なんとなくある「絵画」の枠組みからはみ出した作品が多くあったのではないでしょうか?ロスコ、モネ、ステラ、マレーヴィチ、カンディンスキー...

また、二度目に見た時は、おそらく違う驚きがあるでしょう。それが作品の奥深さに繋がっている、ということに皆のアンテナが反応すると良いです。

近くに他にも歴史民俗博物館などがあり、エネルギーがあればちょっと家を早めに出て、両方回ってみるのも手です。

見学日は、天気も良く、作品を見る最高のコンディションでした。(館内は撮影禁止なので写真はありませんが...)

展示を見た後、お庭で、皆ゆったり過ごせましたね、

自然豊かで、池の水鳥もおっとりした性格で、じっくり、自然観察もはかどりました。

たとえ、受験においても詰め込むだけが能ではなく、制作に掛かる健全な好奇心とエネルギーを持ち続けるには、いかなる術を身につけるか、みんなに考えてほしいことです。

勿論、時には詰め込んで詰め込んで、そんな経験も制作の中には必要で、

今ここにいるうちに泳ぎを身に付けて、嵐の海ですぐ溺れぬように。

残念ながら、どうしたらいいかなんて思いつくものじゃないですね。

要所要所で、これがあったらいいな、これはいやだな、どっちでもいいや、そんなやり取りから都度選んで、自分の動ける環境から作りましょう。

正しさよりも、もどかしくても実行あるのみ!

メーン、カーン、小手!休憩...

ちょっとはクールダウンになったかな。

にしても、いや実にいい天気だ〜

ここに行く際、バス酔いにはご注意を。

夏期講習も間近です。詰めるお時間です。

油絵専攻には内容詰まった課題が目白押しです。お早めに!!

[日ゼミ・前半]

カテゴリ:

2018年 06月 15日 11:39


こんにちは!河合塾美術研究所では、毎年一学期に[日曜特化ゼミ(略して日ゼミと呼ばれています!)]という授業を行っています。
前半の二回は6月13日と20日に行いました!

第一回は「いろいろな表現で捉えるクロッキー」です。


人物クロッキーを通して、様々な表現方法を知り、色々な物の見方を知ろう!というものです。
表現の中では、・線で捉える・調子で捉える・シルエットで捉える、の3つについて学んでいただきました。

線で捉えるクロッキー一例↓


調子で捉えるクロッキー一例↓


シルエットで捉えるクロッキー一例↓



いろいろな表現で捉えてみると、いつもと違った視点で「ものらしさ」を見つけることができるはずです。
例えば、「シルエットで捉えるクロッキー」では、どういったシルエットの形が人の足らしいのか?腕らしいのか?などだけではなく、シルエットだけでも向きや方向なども感じさせることができる事に気が付けるはず。


当日はプロの男性モデルさんに来ていただいて制作しました。





筋肉質なモデルさんで、かなり動きがあるポーズもとっていただけました。とても描きごたえがあったと思います。





こちらは講評風景です!
たくさんの表現方法での、良いクロッキーがたくさん集まりました。


第二回では「墨で捉える石膏クロッキー」を行いました。

その名の通り、クロッキー帳に墨で描いていくのですが、これはかなり難易度が高い!
勿論墨は落ちないので、失敗ができないわけです。
「いかに的確に形のポイントをとらえられるか」が重要です。

まず授業の最初には講師のデモンストレーション。
少ない手数で石膏の形が見えてくるポイントや、気にしなければいけない特徴など説明。
生徒は食い入るように見ていました。




デモンストレーション後各自制作。
一時間程度で描く位置を変え、様々な方向で何枚も制作していただきました。
一方向で3・4枚描いている人もいたので、多い人は十枚以上クロッキーを描いたはずです。まさに、石膏特訓!な1日でした。








最後はみんなクタクタに疲労していたよう。(笑)
ですが、確実に一枚目より良くなっていたと思います!
勿論道具に慣れてきたこともあるとは思いますが、それぞれ生徒の中で石膏の形を捉えるときに重要なポイントを増やせたのではないでしょうか・・?

日ゼミの墨で捉える石膏クロッキーや、人物クロッキーを通して、デッサンの精度アップに繋げてもらえれば!と思います。
日ゼミ参加の皆様お疲れ様でした!